今なお熱いファンが多い『Left 4 Dead2』をプレイ。協力して特殊感染者から逃げ延びよ【綾那のゲームに夢中】

綾那
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 さまざまなゲームを遊び、愛するゲーマー女優である綾那さんのゲームコラム“綾那のゲームに夢中”の連載第49回をお届けします。

 今回、書かせていただくゲームは『Left 4 Dead2(以下、L4D2)』。ゾンビがダッシュして押し寄せてくるFPS(一人称のシューティングゲーム)ゲームです。

 発売されたのは12年前ですが、今もなお熱いファンが多い『L4D2』。そんなゲームをつい最近プレイさせていただきました。

 というのも『Left 4 Dead』シリーズの制作陣が、新しく『Back 4 Blood』をリリースするとのこと。12年もの間、新作を待ち続けたファンの方々が沸いて、やりましょうとお誘いいただいたことがきっかけで、『L4D2』をプレイすることになったわけです。

 初めてやったのですが、その時に出た感想が「これ、本当に12年前のゲームなの?」でした。

 グラフィックから古臭さをまったく感じないし、スピード感のあるゲーム性、操作性もとてもいい。

 もともと評判がいいことは各方面から聞いていたのですが、私にはハードルが高そうだと思っていたのです。実際にやってみるとメチャクチャおもしろくて、高いと思っていたハードルごと倒すほどの勢いでプレイしました。

 難易度は確かに高いのですが、フレンドとやる『L4D2』は最高に楽しいのなんの! というわけで、特徴を紹介していきます。

 軽くこの『Left 4 Dead2』がどんなゲームなのかを説明しますと、とにかく心休まる暇がないゲームです。


 前からも、後ろからも、右からも左からも上からも下からもゾンビが来る。四面楚歌ってこういうことを指すんだなと感心するぐらい、いろいろな場所からゾンビが湧いてくるわけです。

 前を対応していたと思ったら後ろからど突かれて、身動きが取れなくなっている間に群がってきたゾンビに殺される。ちょっとでも仲間と距離があると助けが間に合わず、取り返しのつかない場合も。

 なんならセーフルームを出て扉を閉めなかったら、そこからもゾンビが襲ってくる始末。セーフルームの概念がおかしくなります。安全な場所などないのです。

 普通のゾンビでもそんな有様ですが、このゲームのおもしろさと難易度をさらに上げているのが“特殊感染者”という、普通の雑魚ゾンビよりも厄介な奴ら。

 その中でも特にヤバイ奴がタンク。名前の通り、めちゃくちゃ固いうえに攻撃力が半端ない。なのに巨体でタックルしてくるわ、岩とか車を投げてくるハチャメチャな奴なんです。

 こいつが3体出てきた時は本当の地獄を見ました……。メンヘラストーカー彼女並みにしつこく追い回されて半ギレでした(笑)。

 チャージャーというタンクにちょっと似た奴も攻撃力が高くて脅威なのですが、タンクは火炎瓶ないと全滅する恐れがあるので、脅威中の脅威に分類させていただきます。

 後はウィッチもなかなかに恐ろしい女ゾンビです。

 濃霧や暗闇の中、すすり泣く声が聴こえたらウィッチがいる合図なのですが、このウィッチ、座ってすすり泣いていることが多いのでどこにいるか分かりづらい、分かりづらい。

 彼女の近くで走ったりライトを当てたりするとすぐに飛びかかってくるので、慎重に辺りを探索して見つける必要があるわけですが、フレンドのウィッチ発見が早すぎていつも役に立っておりません。解せぬ。

 そして、このウィッチ、即死攻撃持ちです。絶叫しながらダッシュしてきたかと思うと、もう地面に伏しています。ゾンビのくせに足の速さがウサインボルト並みなんですよ、皆……。

 しかも座って啜り泣くだけじゃ飽き足らず、泣きながら徘徊しているんですよね。金曜深夜の新宿じゃないんだから、おとなしく座ってていただきたいものです。

 このような特殊感染者はまだいるのですが、もう歳なのか名前を全然覚えられず「ゲロのやつ!(スピッター)」だの「舌! 死ぬ! すみません!!(スモーカー)」といったような報告にもならない叫びを出して、意思疎通がとれてないのですが、とても楽しんでおります。

 特殊感染者よりかは脅威は減りますが、ゾンビを呼び寄せてくるクラウンとか、防弾チョッキを着ている暴動鎮圧隊員とかの雑魚ゾンビも鬱陶しい存在ですね。

 雑魚とは言っていますが、このゲームに雑魚は存在しないと思ってます。むしろ雑魚というなら自分が一番雑魚というね! 弾が当たらないデバフを受けています。

 銃のエイムが“エイ無”な私なので、お気に入りは近接武器です。チェーンソーの燃料がきれた時が、私の命もこと切れる時だ!

 このゲームの勝利条件は、ステージから無事に逃げ延びること。

 所々で大勢の敵が襲ってくるラッシュがあるので、死ぬ気でゾンビを捌いて生き延びなければなりません。

 ラッシュで私が特に苦手としているのが、目的の場所までとにかく走って逃げるミッション。

 各々しっかりと投擲武器やピル、アドレナリンを持ち、止まることなく走り抜けていく! しんがりを務めた仲間が倒れた時、1人で助けに戻ったところでミイラ取りがミイラになる地獄。自分が倒れた場合も「俺にかまうな、先に行け!」と叫ぶ戦場。

 ちんたらしすぎて、前を走っていた仲間の援護をできずに死なせてしまったり、心折れるくらいやり直して精魂つきかけたりするのはデフォです。


 ホントにベストタイミングで特殊感染者が襲い掛かってくるんですよ! パニックになって、狭い通路で進行方向に火炎瓶投げてしまい、仲間を火あぶりにしてしまったこともありましたね。

 ステージをクリアすると映画のエンドロールのようなものが流れるのですが、そこがリザルト画面となっているので、自分の戦績を眺めることが可能。ここには撃破数はもちろん、フレンドリーファイア数も出ちゃうんですよね。

 しかも死んでクリアした場合は“故”と付きます。このエンドロール式リザルト画面でも盛り上がれます。

 新作『Back 4 Blood』はキャラクターごとにスキルが存在してくるらしいです。このコラム執筆時にはまだプレイしていないので、楽しみでなりません!

 『L4D2』を生き抜いてきた戦友たちとともに、新たな地獄へ向かいたいと思います。

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