『スタマス』TGS体験版レビュー。事務所の枠を超えたユニットのライブ模様が眼福すぎた！

　バンダイナムコエンターテインメントは、9月30日～10月3日に開催された“東京ゲームショウ 2021 オンライン（TGS2021 ONLINE）”で、10月14日発売予定のPS4/PC（Steam）用ソフト『THE IDOLM@STER STARLIT SEASON（アイドルマスター スターリットシーズン）』の試遊が行えたので、そのレビュー（体験レポート）をお届けします。

　なお、今回プレイできた体験版は、現在配信中のライブゲーム体験版と同じ内容のものとなります。

事務所を超えてアイドルたちがユニット結成！

　『アイドルマスター スターリットシーズン（スタマス）』は、アイドルマスターのコンシューマータイトルの最新作です。

　本作では、『アイドルマスター』『アイドルマスター シンデレラガールズ』『アイドルマスター ミリオンライブ！』『アイドルマスター シャイニーカラーズ』のアイドルたちが、事務所の枠を超えてひとつのライブステージに集結します。

　さらに、今作で初登場となるアイドルの奥空心白も加わり、大型アイドルイベント“スターリットシーズン”に挑むという物語が展開していきます。

　ゲーム中では、普段は交わることのない別事務所のアイドルたちが会話するコミュを楽しめます。ステージ中には、その彼女たちが同じステージに並んでいる姿も見られるという『アイドルマスター』のシリーズを通して愛しているファンには堪らないものとなっています。

　キャラクターは美麗3Dグラフィックで描かれており、ステージ中のダンスや視線の動きなど、どの部分も見ても自然な人の動き。まるで本当に目の前に彼女たちがいるかのような感覚を味わえました。

アピールを駆使して目指せ“ハコユレ”！

　ステージには基本的に5人のアイドルがユニットを組んで参加します。プレイヤーは、そこでリズムに合わせてボタンを押して、アイドルたちのアピールをサポートしていきます。

　タイミングよく各種アピールして、会場の盛り上がりを示す“ハコユレ”を一定以上まで高めればクリアとなります。

　アピールボタンは各キャラクターに1つずつ割り振られています。これらをタイミングよく押すことでスコアを獲得していきます。コンボを繋げることでテンションがあがっていき獲得スコアも増えていくので、アピールの成功がさらなるアピールに繋がる感覚が気持ち良いです。

　ただ押しやすいボタンを押すだけではなく、テンションのバランスを保つため、しっかりと5人均等にアピールすることが大切でした。

　Xボタンを押すと、アイドルたちの特殊アピールの“思い出アピール”が発動。これがまた可愛さ炸裂のアピールで、彼女たちのあんな顔やこんな顔がアップで映し出されるのです。

　さらに“思い出アピール”を連続して行うと、複数人が組み合わさった2ショットや3ショットの演出が発生することも。ただでさえ事務所の枠を超えた夢のコラボなのに、こんなにカワイイ2ショット、3ショットが見られるとは……眼福の一言に尽きます。

　他にも、R1ボタンではアイドル1人1人が持つ“ユニゾンアピール”が使えます。これは所謂ソロパートのような時間で、1人のアイドルが連続でアピールする時間です。

　お気に入りのアイドルを参加させているならば、ぜひ狙いたいアピールの1つ。L1ボタンでどのアイドルにアピールさせるか変更も可能です。

　ステージの終盤には、盛り上がり具合に応じて“クライマックスアピール”が発動！　美しい演出と、めまぐるしく動くカメラワークで映し出される5人の姿は、まさにエモさの塊。最後のキメポーズではハートを射貫かれてしまうこと間違いなしです。

　上記のように、通常のアピール以外にもステージを盛り上げるさまざまなアピール方法があるので、ステージのボルテージは常にうなぎ上り。最初から最後まで、ステージで頑張る彼女たちの姿をこれでもかというほど満喫できました。

　筆者は『アイドルマスター』といえば、スマホアプリを中心に遊んできた世代だったので、こういったたくさんの盛り上がれる要素、アピール方法など、据え置き機だからこそとも言えるゲームクオリティにうならされました。

　今回は『アイドルマスター シャイニーカラーズ』のアイドルたちが初の3Dビジュアルで登場します。ここ最近にスマホアプリで『アイドルマスター』に興味を持ち始めた方々にこそプレイしてもらいたいですね。

　事務所の枠を超えたユニットが誕生するということもあり、まだ触れたことのないシリーズで登場するアイドルたちを知るきっかけにもなりそうです。

自由自在なカメラ操作でステージを振り返り

　そして、本作で忘れてはいけない要素が、ステージ終了後に楽しめるアンコール。このアンコール中は、先ほど行ったステージの様子をカメラ操作モードで見直すことが可能です。

　お気に入りのアイドルを中心に眺めたり、ちょっと角度を変えて一番魅力的に映る部分を探したり、違うキャラクターの“思い出アピール”を見たり、1つのステージで何回分もの感動を味わえます。

　このカメラワークの種類も、少し上から、少し横から、引き、寄り、5人全体など、さまざまなバリエーションの視点を網羅。実際のプレイ中には操作でいっぱいになってしまうので、こうして後から見直せるのは非常に嬉しい機能ですね。

　今回プレイできたのは、体験版専用のショートコミュ、ステージ、アンコールの3つの要素。製品版では、衣装変更やアイドルのスキル強化、営業など、さまざまな要素がさらに楽しめるようになるとのこと。

　製品版は間もなく発売となりますが、今回試遊したものと同様の体験版は既に配信中。進化した演出で描かれるアイドルたちの美しい姿は必見！　気になる方はぜひプレイしてみてくださいね。