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杉田智和さんが質疑応答で鋭い質問を!? アソビモ新作『N-INNOCENCE-(エヌ・イノセンス)』発表会レポ

原常樹
公開日時

 アソビモの新作アプリ『N-INNOCENCE-(エヌ・イノセンス)』のリリース発表会が、9月30日に開催された。そのレポートをお届けする。

リリース発表会の様子をレポート!

 発表会が始まるやいなや、ステージに登場したのはゲームの主題歌「Endless Pain」を担当する鈴木愛奈さん。疾走感のある同ロックナンバーを披露し、情感のこもった歌声と舞踏のような振りつけで一気に会場の空気を染め上げていく。リリース発表会の模様は、YouTubeでも生で配信されていたため、引き込まれたというファンも多かったのではないだろうか。

 鈴木さんによる主題歌披露のあとは、同ゲームの開発を手がける片沼洋和プロデューサー、コミュニティマネージャーのよもぎさん、そしてヒロイン・ニアを演じる山田美鈴さんが登壇。ゲームの詳細な内容を紹介していく。

 “想いを繋げる 神《シン》感覚“連携”アクションRPG”と銘打たれた本作は、北欧神話や日本神話、ギリシャ神話、さらにはエジプト神話やインド神話に登場する神々がクロスオーバーして物語を紡いでいくという壮大な作品。

 そんな物語の中核を為すキャラクターがメインヒロイン・ニアだが、片沼プロデューサーによると彼女のキャスティングは難航したそう……。そんな中、デビューして事務所ホームページに写真が掲載されたばかり(2020年に声優事務所リンク・プランに所属)の山田美鈴さんが目に留まったのだとか。

 実際、ボイスサンプルを送ってもらって、その無垢なイメージがピッタリだということでニア役での起用も決まったとのこと。

 発表会には、BGMを担当したサウンドクリエイターの林ゆうきさん、池田善哉さんも登場。

 山田さん同様に、林さんの音楽に対しても片沼プロデューサーは“一目惚れ”をした部分があったようで、過去に担当したアニメのサウンドを耳にしたときに「林様に依頼したい!」と強く感じてラブコールを送ったのだとか。

 そして、ゲームの制作が進み、楽曲の数がさらに必要になった段階で白羽の矢が立ったのが池田さん。デモの戦闘曲を聴いたときに「戦っている情景が浮かぶようなイメージを受けました。追加発注はバトル曲が多かったのでこれはもうお願いするしかない」(片沼プロデューサー)と引き込まれ、オファーに至ったとのことだった。

 林さんは担当した楽曲の中でお気に入りのBGMとして和風のエレクトロチューン「ツクヨミオンステージ」の名前を挙げた。ただ、こちらはゲームの内容とも強く結びついた“歌モノのBGM”ということで、その魅力はネタバレ抜きには語れないとのこと。

 そして、池田さんはお気に入りのBGMに「ロキのテーマ」をチョイス。ロキといえば北欧神話のトリックスターとしても知られる神様だが、本作でも大事なポジションにあり、そのバトルを彩るテーマ曲ということで“性格や彼の置かれている状況”に対するこだわりが詰まっているという。

 ここからは登壇者によるゲームのバトルパートの実機プレイ。気になる方は、ぜひとも生放送のアーカイブで美麗なゲーム画面と合わせてチェックしていただきたい。

『エヌ・イノセンス』プレイインプレッション

 ちなみに今回の発表会では、メディア向けに実機の貸与もおこなわれたので筆者が触った感じを記すと……。

●3人のメインキャラクターと1人のサポートを含めた、最大4人のキャラクターを編成。タイミングよく切り替えて敵にコンボを叩きこんでいく“格闘ゲーム感”の強いバトル。

●操作感は非常にシンプルで、タイミングよくタップをし続けるだけでもコンボが継続していく。コンボの最後にはフィニッシュアーツが発動する。

●画面を長押しすることでキャラクター固有の必殺技であるユニークアーツが発動。さらに画面左下のSPが100%以上溜まっている状態でアバターアイコンを上フリックすると、奥義「神威」が発動する。実機プレイでは片沼プロデューサーが片手で操作するなど、複雑な操作は必要ない。また、オートプレイもアリ。

●攻撃が蓄積すると相手がよろめいて無防備な“バーン状態”になり、そこにコンボアーツを叩きこむことで抵抗不可で空中に吹き飛んだ“バースト状態”となる。なお、キャラクターの属性相性が有利であれば、よりバースト状態にしやすくなるようだ。

●基本的に棒立ちの相手に対してであれば、ひたすらタップするだけでもスタイリッシュにコンボが繋がっていた。ただし、相手からの反撃(動作中はタップするだけではのけぞらない)もあるため、これをいかにいなすかがポイントに。ユニークアーツによるカウンターで攻撃を受けながら攻めを継続したり、神威やサポートキャラクターによる攻撃で相手の反撃そのものをつぶす、攻撃の手をやめて移動で回避する……などの対応策が有効そうだった。

杉田智和さんからビデオメッセージが!

 ゲームの実機プレイのあとは、発表会の冒頭で「Endless Pain」を披露した鈴木愛奈さんも登場。

 実は片沼プロデューサーが鈴木さんにオファーをしたのは、“アニメ”を強く意識して作っているという『N-INNOCENCE-(エヌ・イノセンス)』において、熱く“アニソン”について語る鈴木さんのインタビュー記事を目にしたことが契機になったのだとか。一方で、鈴木さんもゲームの主題歌を歌うのは今回が初めてということで、並々ならぬ想いを持っていることを吐露していた。

 発表会では、新作トレーラー映像のほかに、リリース日(2021年11月24日)や事前登録・キャンペーン情報なども次々と公開された。さらに公式応援大使に就任した杉田智和さんからのビデオレターも到着。

 「昔、ラジオで“あなたの声のサポーター”という肩書きを聞いたときに何を手伝ってくれるんだろうな~と思いましたが、(自分も)あの立ち位置だと! リリース当日に安心して遊べるように、経験則や考え方をフルに駆使して作品を支えたいと思います」と熱く語っていた。

質疑応答でサプライズゲストが!?

 そして、その後の報道陣による質疑応答では、片沼プロデューサーの回答からゲーム内容について以下の情報も判明した。

プレイアブルキャラクターについて

 リリース時には20体以上。大型のアップデートは3体以上追加し、アップデートの合間には月に1~2体を順次追加する。基本的なキャラクターはガチャで入手できるが、それ以外にイベントやキャンペーンで入手できるキャラクターも。

ゲームモードについて

 ストーリーを楽しむモードと、バトルを楽しむモードのふたつが基本。エンドコンテンツも含めて複数用意している。

キャラクターの育成について

 ソーシャルゲームの枠からは外れないオーソドックスなスタイルがひとつ。一方で、ユーザーのプレイスタイルにあわせてスキル単位で細かくチューンするカスタム育成も主軸になっている。

ストーリーについて

 メインストーリー以外にキャラクター個別のストーリーも用意されている。個別のストーリーは段階的に拡張されていく。イベントはストーリーでも追加される。

PvPについて

 いわゆる対人要素はゲームの中核から外している。ただし、直接的なPvPではないランキングなどは検討。

 ……報道陣からの質問が矢継ぎ早に飛び出す中、最後に挙手したのは二階席の男性。フレンド機能の充実を強く訴えつつ、格闘ゲームを基盤にしたバトルにおいてトレーニングモードは積んでいるか、ガチャのキャラクターを先行してお試しで触れるモードはないか……と質問を繰り出していくが、この男性の正体はなんとさきほどビデオレターに登場した杉田さん。

 会場には「ビデオレターはなんだったんだ!?」という空気とともに、ビデオレターにもあったように経験則と知識をさっそく活かした鋭い質問に対する感嘆のざわめきも。

 ちなみに杉田さんの質問に対する片沼プロデューサーの回答は以下のとおりだった。

フレンド機能について

 フォロー、フォロワーを通じてキャラクターのレンタルが可能。レンタルに際して性能が下がることもなく、そん色のない活躍ができる。ただし、ゲームの中でのコミュニケーション機能を充実させることは考えておらず、友だちを増やす場合は外部のSNSなどを利用してほしい。

トレーニングモードについて

 トレーニングモードとは違うけれども、オリジナルのコンボが繋がるかを研究できるような仕組みは用意している。

キャラクターのお試しについて

 ストーリーやイベントで先行登場するので、そこで遊んで肌に合うかをたしかめてほしい。

 シンプルに爽快なアクションが楽しめる『N-INNOCENCE-(エヌ・イノセンス)』のリリース日は11月24日で、現在は事前登録を受付中。最新情報やキャンペーン情報については公式サイトをチェック。

 10月下旬には、杉田智和さんがMCを担当する番組もYouTubeチャンネル「エヌイノセンス【公式】」も公開予定。出演(敬称略)は、石上静香、大塚剛央、岡本信彦、鬼頭明里、杉田智和、高尾奏音、たかはし智秋、長縄まりあ、中原麻衣、松風雅也、山田美鈴、田村ゆかり(ナレーション)。

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