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ヒャッハーな世紀末世界で悪党と戦う2Dゲーが…最高にハイになる!!【電撃インディー#116】

Ak
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 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回はハードボイルドな2Dアクションゲーム『Huntdown(ハントダウン)』のNintendo Switch版のレビューをお届けします。

 本作はPS4/Switchパッケージ版が10月28日に発売予定です。

 なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

世紀末的な世界観で賞金稼ぎとなって悪党を討伐!

 ゲーム開始後、まずは世界観を説明するムービーが流れます。

 国家が崩壊し、廃墟と化した文明社会では、巨大企業が利益を独占。それに従わない人間は犯罪者として暴力の限りを尽くしています。

 本作はいわゆるポストアポカリプスと呼ばれるジャンルの作品で、荒廃した世紀末世界をヒャッハーなギャングが闊歩しています。

 プレイヤーはそんな悪人を狙う賞金稼ぎの一人。容赦なく悪党を倒していくストーリーの流れは、シンプルで分かりやすくていい!

 ハイクオリティなドット絵表現も必見。銃撃戦が多く、暴力描写や出血表現もありますが、ドット絵なのでグロさは感じないです。オプションで流血表現のオンオフも可能。

 銃撃が当たった壁に弾痕が残るなど、演出も細かいです。

 ムービーシーンはもちろん、キャラクターの登場シーンや待機シーンにいたるまでていねいに描かれているので、ときにはじっくりと背景を観察してみるのもいいかも?

主人公3人は全員個性的!

 本作では、主人公3人の中から操作キャラクターを選びます。

 メインウェポンやサブウェポンが異なるものの、基本的な性能にそこまでの差はないので、見た目の好みで選んでもOK!

 なお、主人公はゲーム中いつでも変更可能です。(変更するとステージの最初からになります)

アナ・コンダ

 地球生まれの32歳の女性。メインウェポンは連射性能の高いハンドガン、サブウェポンは手斧です。

 メインウェポンは一撃の威力は低いものの、連射性能が高いのでザコ戦で有用。

 手斧は弧を描くように飛ぶため扱いに慣れが必要ですが、上にいる敵へ攻撃を当てやすいので状況によっては便利です。

ジョン・ソーヤー

 イリジウム鉱山出身の148歳のサイボーグ男性。

 メインウェポンは一撃の威力に優れたハンドガン、サブウェポンはブーメランです。

 メインウェポンは連射性能は低めですが、一撃の威力が高め。火力を重視して豪快に攻めたい人にオススメです。

 ブーメランは投げると戻ってくるのが特徴。うまく使えば、往復分で敵に2回攻撃を当てることができます。

モウ・マン

 月面総合施設出身のアンドロイド。ハンドガンとくないを使い分けて戦います。

 メインウェポンの射撃性能と威力のバランスがいいので、3人の中ではもっともクセがないです。

 サブウェポンは3連続で投げ出すくないで、こちらもバランスのいい性能。

 ちなみに、自分は見た目のカッコよさに惹かれてモウ・マンをメインに使っていきました。サイバーパンク的な見た目が、世界観とマッチしていてステキ!

カバーアクションが重要となる銃撃アクション

 基本はオーソドックスな横スクロールアクションで、メインは銃撃戦。操作は複雑ではなく、直感的にキャラクターを動かせます。

 特徴的なのは、物陰や建物内に隠れるカバーアクション!

 隠れている最中は銃撃を回避できるため、敵が銃撃してきたら隠れて、銃撃が止んだら物陰から出て反撃するというのが基本的な流れになります。

 カバーアクションは敵も行ってくるので、いつ攻めて、いつ隠れるかの駆け引きが重要に! ただ銃を撃ちあうだけでない、戦略的なバトルが楽しめます。

 ザコ敵の攻撃のバリエーションも豊富で、よく観察することも重要。シンプルさと戦略性のバランスがよく、飽きのこない作りです。

 道中では、メインウェポンとしてショットガンやマシンガン、サブウェポンでは火炎瓶や手榴弾などが拾えます。

 各キャラクターの基本武器は弾数無限ですが、道中で入手できる武器には使用回数に制限があるため、状況にあわせて使い分けていくことになります。

 武器も単純に威力が違うだけでなく、弾数や攻撃範囲などに個性があり、使い分けが楽しいです。

 また、バットなどの近接武器は隠れている敵にも攻撃が当たるという特徴があるので、状況によってはかなり役立つこともあります。

 ボスキャラの作りも一辺倒ではなく、それぞれの個性を生かしたアクションで攻撃してきます。

 ナイフとチェーンで攻めてくる正統派モヒカン、ハイな音楽にのりながら鉄アレイを投げてくる筋肉男などなど、とにかくハイテンション!

 基本的に難易度は高めで油断するとすぐやられてしまいますが、敵の行動には理不尽さがなく、トライアル&エラーを繰り返しながらしっかり攻略できる作りになっています。

 アクションだけでなく、設定面もこだわりがすごい。ステージ選択前の賞金首のプロフィールを見てみると、どいつもこいつもぶっ倒さないといけないと思える連中ばかりです。

 銃撃戦の爽快感と、なんでもアリの世紀末的な世界観が魅力的な本作。見た目からは想像できないほどアクションゲームとしてバランスのとれた作りで、細部までていねいに作り込まれています。

 歯応えのある難易度ではありますが、難易度設定も可能なので、間口は広め。世紀末世界でヒャッハーするのが好きな人や、2D銃撃アクションが好きな人にイチオシの作品です!


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