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『テイルズ オブ ルミナリア』をレビュー。シリーズの魅力は継承しつつ、過去作品を知らなくても楽しめる!

カワチ
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最終更新

 バンダイナムコエンターテインメントより配信予定の、『テイルズ オブ』シリーズ新作アプリ『テイルズ オブ ルミナリア』のレビューをお届けします。

『テイルズ オブ』シリーズを知らなくても楽しめる!

 アニメ的なキャラクターデザインや、豪華声優陣の起用、キャラクターたちの会話劇を始めとした賑やかな演出、RPGでありながらアクション性の強いバトルが特徴で人気の『テイルズ オブ』シリーズ。

 それぞれ独立した作品であるものの、これまでアプリで展開してきたものはシリーズ作品のクロスオーバー的な要素が濃く、『テイルズ オブ』の既存ファンが楽しむ要素が多かったです。

 しかし、『テイルズ オブ ルミナリア』は本作オリジナルの世界を舞台に、本作で初めて登場となるキャラクターたちが活躍する作品になっています。そのため、『テイルズ オブ』シリーズが気になっていたけど、どこから始めていいのかわからないという初心者にもオススメできる作品になっています。




 では、そんな『テイルズ オブ ルミナリア』がどんな作品になっているのか。実際のゲームプレイから判明した内容をお伝えしていきましょう。








  • ▲『テイルズ オブ』シリーズといえば美麗なオープニング。なんと、本作ではキャラクターごとに異なる映像が用意されています。

 まず、本作には21人のキャラクターが存在し、それぞれの視点から物語が描かれていくことになります。リリース時に登場するキャラクターは7人で、ほかのキャラクターはアップデートで追加されるとのこと。

  • ▲今回のプレイではユール連邦の訓練生、レオ・フルカードのストーリーを体験できました。

 ストーリーは、巨大な獣たちが存在しており、その獣を“源獣”と崇めて、ともに暮らす“源獣信仰”のある世界が舞台。

 源獣信仰を基盤とした国々によるユール連邦と、独自技術によって飛躍的な発展を遂げたジルドラ帝国の間で戦争が勃発する……というストーリー展開します。

 プレイヤーは連邦や帝国に所属する人物や、どちらにも所属しない冒険者など多彩な人物の視点で物語を体験していくことになります。


 キャラクターたちのプロフィールには“年表”が存在しており、そのキャラクターがどのような未来を歩むのかわかるようになっています。なかには「なぜこのようなことが起きたのか?」「このあいだにどんな事件があったのだろう」と気になる点も。

 プレイヤーはクエストのストーリーを進めることで、その答え合わせができるという仕組みです。

バトルはシンプルで簡単! 一方で高難度のマルチプレイも

 バトルはタッチやフリックの簡単操作で立ち回ることが可能。長押しで溜め攻撃ができたり、フリックで回避ができたりとボタン連打だけではない、テクニカルな操作もできます。

 さらにキャラクターはそれぞれ刀で近距離から攻撃したり、弓で遠くからスナイプしたりと武器によって立ち回り方も変わってきます。

 とくに強敵と戦うマルチバトルは役割が重要。マルチバトルでは仲間が倒されても助けることができるため、安全な位置で戦う後衛が必要になります。

 ストーリーでは手軽に爽快なバトルが楽しめる一方、マルチバトルは敵の動きに合わせた立ち回りや仲間との連携が重要になりそうなのでやり応えがありそうです。

 エピソードは各キャラクター毎に展開されていますが、感心したのはキャラクターがしゃべり続けていること!

 『テイルズ オブ』シリーズといえば“チャット”や“スキット”などの会話劇がおなじみですが、本作では移動中や戦闘中もキャラクターたちのやり取りを楽しむことができます。そのため、仲間といっしょに冒険をしている感覚がとても強いです。


 装備はガシャで入手可能。ステータスが上昇するのはもちろん、レアリティが高いものは秘奥義や創術も使用できるようになります。


 なお、本作では同じ装備を手に入れたときは自動で合成されてレベルアップします。こまかい作業を必要としないので、すごくラクですね。

 ステージは1本道で画面奥に進んでいくことで物語が進行してゆく親切仕様で、脇道を調べることで素材などを入手できます。

 素材を使えば料理を作ることもできますが、それぞれの好物が異なるのも特徴。ゲテモノの料理が好きなキャラクターがいたりして、個性付けがおもしろいです(笑)。


 シリーズを知らない人でも楽しめる『テイルズ オブ』ということで、歴代作品をプレイしているファンから見ても、しっかり『テイルズ オブ』らしさを継承し、進化させているタイトルだと感じました。

 ストーリーも気になるし、マルチバトルも遊びたいので早く製品版をプレイしたい! 本作は2021年のリリースを目指しているということなので、楽しみに待ちたいと思います。

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
キャラクターデザイン/佐伯俊

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