裏の世界が侵食する戦場を駆け、“推し”と“終身契約”…!? 『カウンターサイド』βテストレポート
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- たく坊
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ネクソンが今冬に配信予定の、iOS/Android/PC向けゲーム『カウンターサイド』のプレイレポートをお届けします。
本作は、キャラクター育成×戦略×物語×アニメーションが融合した、“全領域抗戦型RPG”です。作中には多くのキャラクターが登場し、主要キャラクターには豪華声優陣が多数起用されています。
9月30日から行われていた先行体験会に筆者も参加しましたので、さっそくプレイレポートをお届けしたいと思います!
自分は会社の社長! 読み応えのある濃密なストーリーが展開
本作の魅力の1つとして挙げられるのが、作り込まれた世界観と、それに伴うテキスト数です。世界観はいわゆる“ポストアポカリプス”に近いような印象を受けます。
裏表で分かれた世界、それらが重なる“侵食”、ノーマルサイドに憎悪を持ち行動する“侵食体”――全体的にダークな雰囲気が漂う世界観です。
対抗する人類“カウンター”たちは、企業に属して報酬をいただかなければ生きていけない、という一面もあり、この世界で生きていくのが大変であることが伝わります。
プレイヤーは民間軍事企業“コフィンカンパニー”の社長として、そんなカウンターたちを指揮しながら世界の脅威と戦います。
プロローグから暗雲が立ち込めており、要人の救出に向かわせる部隊の人数がそもそも少なかったり、新人社員(カウンター)が初仕事から大仕事だったり、助けた要人がロボットだったりと、前途多難となりそうな気配を既に感じ取ります。
そしてそのロボットですが、それこそがプレイヤーの分身となります。“コフィンカンパニー”、そして“カウンター”たちの指揮を取る社長なのです。
筆者が気になったのは、“プレイヤー自身にも謎がある”ということ。社長(プレイヤー)が会話するシーンがあるのですが、なにやら記憶がどうとか、怪しげな会話を繰り広げています。
私(と書くと妙な気持ちではありますが)にどんな謎が隠されているのか、とても気になるところです。
また、キャラクターにフィーチャーしたサブストーリー、“カウンターケース”も存在。彼(彼女)らがどういったバックボーンを持っているのかを確認できます。
“カウンターケース”の解放には素材が必要なので、誰に使うかを検討しておきましょう。
手軽さと難易度がちょうどいい! カットイン演出も必見のタワーディフェンス
さて、気になるバトルの感想ですが、一言でまとめると“ド派手な頭脳戦”といったところでしょうか。
横スクロールでタワーディフェンス系のバトルが展開。自動で溜まるコストを使って、あらかじめ編成しておいた小隊のユニット(カウンターたち)を呼び出し、攻撃・進撃を任せます。
呼び出すユニットは、編成しているキャラクターの中から5体を選択でき、1体を呼び出したら、別の1体を加えた同じく5体の中から呼び出す、という流れになります。
自動で攻撃してくれるので、難しい操作は必要ありません。ただ、コストの使いどころ、ユニットの出し方、敵ユニットの確認などは自分で行う形となります。ここに手ごたえがあって楽しい!
ユニットにはそれぞれ属性があり、4種類の属性からなる有利不利が存在します。そのユニットにどのユニットが有効なのかがわかりやすくなっているので、ぜひ活かしたいところ。
お気に入りのキャラクターをリーダーとして編成しておけば、かかるコストを減らせます。高コスト・高火力のキャラクターをリーダーとするか、低コストで回転が早いキャラクターをリーダーとするか……編成からもう頭脳戦が始まっている、といっても過言ではありません。
ゲームを進めていくと、バトル前に“戦域小隊”の配置を行うことになります。戦艦に小隊を搭乗させ、どの敵部隊と戦わせるかをストラテジー風に選択できるものです。
最初は、主力部隊を基本的に使うことになるとは思いますが、キャラクター育成を進めれば、いくつかの小隊を活躍させることもできるはず。
筆者は、早々に手に入れた星3(SSR)のキャラクターを編成した小隊ばかり活躍させていたので、他の小隊がなかなか育ちませんでした……。バランスは大事ですね。
ちなみに、バトル終了後のリザルト画面では、各キャラクターの戦績をチェックできます。どのキャラクターがどれだけ火力を出している、どれだけ回復しているなどを確認できるので、忘れずに目を通しておきましょう。
ガントレットによる対人戦に期待が高まる!
本作には対人戦(PvP)が存在します。
対人戦とは、プレイヤー対プレイヤー=PvPのこと。“ガントレット”というモードから、PvPでの熱い対戦を楽しめます。
ガントレットには、非同期型と同期型の2種類が存在します。非同期型では、攻撃側(プレイヤー)と、防衛側(他プレイヤー)で対戦。同期型では、どちらもリアルタイムで操作を行う、まさに頭脳戦が行われます。
やり込んだ小隊、または自分が一番強いと思う小隊で頭脳戦ができるのは、対戦好きの筆者にとって嬉しいポイントです。
キャラクター(社員)の成長を社長気分で見守る……? “推しごと”がはかどる育成要素
シナリオ、戦闘を遊んだ後は、目玉の1つであるキャラクターの育成に目を向けてみましょう。
本作のキャラクターは、ただ単純にレベルが上がるだけではありません。レベル上げが可能な“交渉”や星を上げる限界突破はもちろんのこと、スキルレベルアップ、装備によるステータスの強化、さらには“愛社心”というステータスまで存在します。
キャラクターを成長させるには、さまざまな資材が必要となります。資材を集めるためにバトルを重ねて、キャラクターを育成。そしてその小隊でさらにバトルに行く、といった流れが出来上がっています。
また、“模擬戦闘”をはじめとした、素材を効率よく獲得できるデイリー要素も存在します。チケットは毎日2枚もらえます。なお、デイリー・ウィークリーのリセットは午前4時となっていますので、朝活するのもアリです。
キャラクター育成が楽しいゲームと気付いた瞬間、逆に育成しきったキャラクターを使わなくなってしまうのではないか、という心配もありました。しかし、それも“派遣任務”のシステムによって解消。自信を持って送り出せるシステムがあるのはありがたいです。
そして、キャラクターを増やすのは、“採用”すなわちガチャです。ガチャにはさまざななキャラクターがラインナップされており、最大レア度は星3(SSR)となります。
スナイパーライフルを持ったクールビューティな少女、スカートに剣を忍ばせた女性、和服を着た女の子当主……などなど、個性豊かなキャラクターが多数登場しています。きっと“推し”になるキャラクターが見つかります!
さりげない要素で個人的に気に入ったのは、メニュー画面となる“ロビー”の背景を自由に変えられるところです。
というのも、ロビー画面に配置するキャラクターを指定でき、さらにキャラクターの大きさや背景まで変更可能です。自分がおもしろいと思う背景にするもよし、推しを前面に出したロビーにするもよし。好みでレイアウトしてみましょう。
ほかに“ショップ”ではスキンを購入できたり、“終身契約”という、推しとできたら嬉しい機能も実装されているため、まさに“推しごと”がはかどります!
海外では配信されていることもあり、既に面白いゲームとして下地が整っているという印象でした。頭脳戦によるバトルはオート機能も搭載されているので、ストレスフリーでステージの周回を楽しめます。
ただし、適正レベルぴったりくらいだと、しっかり考えないと敗北してしまうバトルも。ちょうどいい難易度で、単純なバトルだけにはなりにくいとも思いました。
今回紹介した他にも、戦艦の生産、ミッション達成による報酬獲得など、さまざまな要素が実装されています。
表と裏の世界、そこで繰り広げられるシビアな戦いを生き抜くキャラクターたちの物語に引き込まれる『カウンターサイド』。事前登録は10月14日から開始される予定なので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
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