『モナーク/Monark』発売直前プレイレポート。本学園の“エゴと狂気”に魅了されたなら入学を強くすすめます

カワチ
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 10月14日発売予定のPS5/PS4/Switch用ソフト『モナーク/Monark』の発売直前プレイレポートをお届けします。

味方も敵もクセのある人物ばかり!

 『モナーク/Monark』は精神を狂わせる謎の霧に包まれ、不思議な力場で外界から遮断されてしまった“新御門学園(しんみかどがくえん)”を舞台したRPG。

 主人公は学園の異変を解決するため4人の“バディ(仲間)”とともに、悪魔のちからで戦うことになります。最初にバディとなるのは生徒会長の日向望ちゃんで、序盤のストーリーをクリアすることでほかのバディのストーリーも体験できるようになります。

 望ちゃんが魅力的であることは体験版レビューでも書きましたが、そのほかの3人も望ちゃんに負けないぐらい魅力的な性格をしています。

 クールな信哉は権能を持たないにも関わらず契約者を翻弄するような実力者で格好いいですし、“怠惰の契約者”であるこころはマイペースな萌えキャラ。

 凌太郎は野性味のある性格で頼れる兄貴分といったイメージのキャラ。それぞれ個性的で、彼らと織り成すストーリーがどんなものになるのか先が気になるようになっています。



 また、各々のストーリーを進めることで望ちゃんが怖がりな性格をしていることがわかったり、頼りになる凌太郎が方向音痴であることがわかったりと完璧な人間でないことが明かされて親近感が湧いてきます。こういったキャラクターのギャップも本作の魅力になっています。


 さらに敵となる能力者もクセの強い人物ばかり。声優陣も三木眞一郎さんや中尾隆聖さんといった実力派が揃っており、対峙したときは迫力があります。彼らを突き動かすエゴがなんであるかは、ぜひゲームをプレイして確認してみてほしいです。


 また、本作には100人のキャラクターがいて、それぞれに設定が存在します。冷静だったり取り乱していたりと個性的なので、話しかけてプロフィールを埋めていくのが楽しいです。

歯ごたえのあるバトルは初心者用のモードも用意

 バトルはターン制で、背後からの攻撃や周辺の味方との連携攻撃などが重要。味方と敵の位置をつねに意識した状況判断が必要なため、緊張感のあるバトルが楽しめます。とはいえ、難易度の選択も可能なので気軽に遊ぶことも可能なので安心です。

 特徴は“AWAKE”と“MAD”というパラメーター。被ダメージや“決意”を使うことで“AWAKE”が上昇し、AWAKEが100%になると覚醒状態となり、3ターンの間、ステータスが上昇。リスクなく“技能”や“権能”が使えるようになります。おもしろいのは“共感”というコマンドを使うと、共感させたキャラクターもいっしょに覚醒させることが可能ということ。これにより、戦略が大きく広がります。

 また、“権能”を使うとMADが上昇。MADが100%になると発狂状態になり、操作不能に。DEFが減少する変わりにそれ以外のステータスが上昇するという特徴があります。

 さらに、3ターン後に発狂崩壊を起こして周囲のキャラクターにダメージを与えつつ、戦闘不能になってしまいます。

 “共感”などで“覚醒”と“発狂”を合わせると“発狂覚醒状態”に。3ターンのあいだ、ステータス全体が大きく上昇するほか、技能、権能をコストなく発動可能。さらに“発狂覚醒技”も使用可能になります。

 もうひとつ重要なのが仲間の“眷属”。眷属は最初の1体はエゴ診断の結果によって仲間になる種類が決まり、その後はゲームを進めてエゴを高めることで次々と新しいものが仲間になっていきます。

 そのため、プレイヤーーによって仲間になる順番が変わるので攻略法も変わってくるのがおもしろいところですね。なお、眷属は外見や声を変更することが可能で、カスタマイズをする楽しさもあります。


 キャラクターの育成に関してはスキルツリーになっており、好きなスキルから覚えることができます。新しいスキルを開放するだけでなく、覚えたスキルのレベルを上げることもできるので、自由度は高め。やりこみ系のゲームが好きな人もぜひチェックしてみてもらいたいです!


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。




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