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そんな風に言われたら何も言えなくなるじゃないですか……(エマ)【軌跡シリーズ名言集】

Zenon
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 日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。

 本記事で紹介するのは、『閃の軌跡』シリーズに登場するキャラクター、エマ・ミルスティンのセリフ。トールズ士官学院《VII組》の1人で、クラスメンバーからは“委員長”と呼ばれる成績優秀のメガネ女子です。今回は、そんな彼女の名言を紹介してまいりましょう。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

そんな風に言われたら何も言えなくなるじゃないですか……(エマ)

●第I部 灰色の戦記(英雄伝説 閃の軌跡II:改 -The Erebonian Civil War-)

 入学試験を主席で突破する頭の良さと、控えめな性格かつ他者を思いやる優しさを持つエマ。《四大名門》の貴族や帝都知事の息子、帝国最強の剣士《光の剣匠》の娘に帝国最大の重工業メーカーのお嬢様など、そうそうたる家柄の《VII組》メンバーのなかでは、最も“一般人”そして“常識人”に見える女の子でした。ちなみに部活は文芸部です。

 しかしお話が進むにつれて、“ただものではない”描写がちらほら出てきます。最初は、特別実習でリィンがケガをした際に包帯の様子を確かめる場面。そして地下水路へ忍び込む際にヘアピンで鍵開けをする場面です。

  • ▲なにやら呪文のようなものをつぶやくエマ。その直後から、リィンの腕の調子はすこぶるよくなりました。

  • ▲ヘアピンを鍵穴に差し込みながらぽそっとつぶやくと、あら不思議。鍵がカチンと開きました。

 その後もたびたび似たようなことがあるのですが、リィンは察しつつなにも聞きません。秘密を明かせないエマのほうが、隠し事をしている後ろめたさにつぶれそうになるくらいです。





  • ▲後夜祭では、正体を隠しているせいで仲間と真に分かり合えないのではないかと、不安を吐露する場面も。

 しかしリィンは「秘密くらい誰でも持っているのが当然」と流しつつ、「でも抱えきれなくなったら話してほしい。俺もみんなも受け入れられるから」と包容力たっぷりな言葉で返します。さすがリィン。


 そしてエマも「いつかきっと、ちゃんと話せる日がくると思います。それまで待っててもらえますか?」と、時が来れば話す気はあると打ち明け、リィンの気遣いに甘えます。はたから見ればもうこれ、告白ですよね……。

 その後、《鉄血宰相》が撃たれて内戦が始まり、士官学院も襲われて《VII組》はバラバラになってしまいます。初めて《騎神》に搭乗するも敗北したリィンは消耗が激しく、復活まで1ヵ月間もかかりました。

 そしてリィンが各地に散らばった仲間たちを集めていくなかで、クラスメイトの1人ラウラの故郷・レグラムのローエングリン城に向かうと、そこには幻獣と戦うラウラとエマの姿が。これにリィンたちも加勢し、無事合流を果たすことができました。


  • ▲「またリィンさんに“委員長”と呼んでもらえる日が来るなんて、夢のようです」と感極まっている様子。リィンをサポートしてくれた黒猫セリーヌにもお礼を言います。

 ローエングリン城からレグラムへ戻る湖上で、エマはついに覚悟を決めて語り出します。自分が封印された“巨いなる力”の行く末を見守るために士官学院へ入った、古の一族《魔女の眷属》であること。そして“巨いなる力”である《騎神》と《起動者》の存在と、選ばれた者は戦いに巻き込まれる宿命にあると知っていたことを打ち明けました。



  • ▲そのうえで、知っていたのに何も警告できなかった自分は、《VII組》の一員として失格だと言い出します。

  • ▲罪悪感につぶされそうになり、別れを切り出そうとするエマ。しかし、いまにも泣き出しそうなその声は決して望んだものではなく、「本当は一緒にいたい」という気持ちが伝わってきます。

 ここでリィンの説得タイムです。学院の旧校舎で“試練”に臨む際、エマが言った「《VII組》は最高のクラスです」という言葉を引き合いに出しつつ、意味不明な“鬼”の力を持った自分でもそんな《VII組》の一員だと、胸を張って言いたいと思っていると話します。





 いろいろな事情を抱えている仲間たち、そしてエマも含めた“最高のクラス”の一員でいたい。その思いをストレートに伝えたリィンは、エマに手を差し伸べつつ「“魔女”としてだけじゃなく、“委員長”として俺たちを導いてほしい」と呼びかけました。……あれ、これリィンの名言記事だったっけ。

 その思いやりに満ちたリィンの言葉に対するエマの返事が、今回の名言となります。


「そんな風に言われたら何も言えなくなるじゃないですか……」




 “約束通り”秘密を打ち明けても全部受け入れてもらえたことに、メガネを外し、目を潤ませながら安堵するエマ。隠し事をして付き合ってきた仲間たちへの後ろめたさがなくなり、ようやく本心から自分のことを《VII組》の一員として認められた瞬間です。

 エマがメガネを外すのは初めてではありませんが、このシーンはとくに印象に残っていました。このあとの絆イベントで、じつはエマの目はそんなに悪くなくて、メガネは祖母からの「素顔を見せると情に流され、使命が揺らぐ」という教えに従って付けていた“魔女”としての象徴のようなものだと明かされます。

  • ▲足湯に浸かり、メガネが曇ってしまうシーン。そこから上記のような説明がなされます。

 それを踏まえても、今回の名言の場面でエマがメガネを外したのは、やはり意味があったのだと思いました。素顔をさらし、一歩を踏み出すことの価値は大きいです。また、作品を重ねるごとに、恋愛に奥手だった彼女が少しずつ大胆になっていくところもまた見どころですね。



 ちなみに『閃の軌跡II』には“コンタクトレンズ”というアタッチメントアイテムがあり、それを装備するといつでもエマの素顔を見られるようになります。あなたはメガネ派?素顔派?

 シリアスなものからコメディ的なものまで、軌跡シリーズにはほかにも数々の名言が存在します。今後もそれらをピックアップしてお届けしていく予定なので、お楽しみに!

※画面はPS4『英雄伝説 閃の軌跡I:改 -Thors Military Academy 1204-』『英雄伝説 閃の軌跡II:改 -The Erebonian Civil War-』のものです。
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英雄伝説 閃の軌跡II:改 ‐The Erebonian Civil War‐

  • メーカー: 日本ファルコム
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: RPG
  • 発売日: 2018年4月26日
  • 希望小売価格: 3,980円+税

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