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2001年10月12日(金)

フロム・ソフトウェアが新作を次々発表!注目のXbox&GCタイトル目白押し!!

 本日11:30、フロム・ソフトウェアは自社ブース特設ステージにて、新作タイトルの発表会を行った。発表された新タイトルは、『叢-MURAKUMO-』『ガイアブレード』『RUNE』『ゴールドスターマウンテン』の4つ。タイトルこそ以前から発表されてはいたが、映像を公開するのは初めて。ここでは、その発表会に立ち会った電撃PS編集部員・男塾先輩の言葉を借りて紹介しよう。
 
 フロム・ソフトウェアは常に時代の先を見据えている。先ごろ発表のあった、マルチプラットホーム展開。PSだけでなく、マイクロソフトのXboxや任天堂のゲームキューブに、各々のカラーにあったソフト供給をしていくと。
 
 そして今回注目のブース発表だが、Xbox最新作の『叢-MURAKUMO-』はスゴイ。映像がでた瞬間、会場にいた誰もが息をのんだ。そのグラフィックの細かさ。吸い込まれるようなスピード感。確かにゲームには違いないのだが、それを超える、いや、確かに超えた何かがあった。それは一体感かもしれない。ゲーム中の戦闘ロボは、いわゆる『アーマード・コア』系のそれに変わりはないのだが、そのバックに展開するフィールドの存在感だろう。コンセプトとしては、「空を飛ぶ・ハイスピード・自由な空間」なのだそうだ。そう、この3つのコンセプトを極限まで引き出すために、Xboxというハードは必要不可欠なのである。そのハイスペックに期待大と開発者は語った。
 
 それは、もう1つのXboxタイトル『ガイアブレード』にも言えること。このゲームはリアルタイムSLGなのだが、「想像」という言葉がふさわしいかもしれない。陣地の作成やユニットの教育要素もあるようで、それだけ見ると、一見地味にも感じられるが、それがアクション場面になった途端、状況が一変する。キャラの躍動感、たまらない。これもハードのスペックを最大まで引き出した証拠なのだろう。
 
 そしてもう1つのハード、ゲームキューブである。発売してまだ間もないこのハードの可能性を垣間見た。それもフロムの力あってのことだろう。正直、やってくれたとさえ思った。『RUNE』というソフトだが、コンセプトはカードバトル。大事なのは、そのカードが生きているかどうかにかかっているワケだが……。これがしっかりと生きているのだ。もちろん実際にプレイしたわけじゃない。なんでそんなこと言えるんだと思われるかもしれないが、視覚的に訴えかけてくる情報量がハンパじゃない。「このカード、生きてるよ!」と誰もが思っただろう。これは注目かもしれない。
 
 そしてもう1つのGCタイトル『ゴールドスターマウンテン』。えっ? これ、フロムの作品なの? と正直感じた。それだけ、キャラがポップで親しみやすいカラーだったからだ。ここで思った。ハードにあったカラーのソフトとはこういうことだったのか、と。『AC』や『キングスフィールド』のような、いっけんダークなカラーにフロムは思われがちだが、畑が違えばそういった作品でも、充分なレベルまで高めることができるのだと。これこそが、マルチプラットホームなのである。これからPS2でも『AC3』などが続々リリースされる。それさえも、チャレンジの通過点にすぎないのだろうと感じずにはいられなかった。

マイクロソフトの大浦取締役からも激励の言葉が。

期待のソフト『叢-MURAKUMO-』のCGムービーが公開。