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2001年10月14日(日)

本日発表!ベストコスチュームinTGS!編集部バイトきよしが公私混同レポート

 ススキの匂いを乗せた風が、うなじを吹き抜ける季節「秋」がやってきた。秋といえば、芸術の秋、スポーツの秋、食欲の秋、行楽の秋などあるが、それらすべてはコスチュームの秋を彩る一要素にすぎない。という訳で、やってきました「発表!! 輝け!ベストコスチュームin TOKYO GAME SHOW 2001 AUTUMN」。

 前回、春のコンテストでは、カプコンがグランプリに輝き、マイクロソフト、バンダイがそれに続いた。さてさて、今回カプコンの連覇なるか? はたまたマイクロソフト、バンダイの逆襲が成るか?それとも他メーカーの下剋上が起こるか? 気になって気になって、私こと編集部バイトきよしは、TGSのほかの仕事はうわのそらであった(※編集部注:仕事しろよ)。

 私はイベントスタートの20分ほど前に会場に足を運んだのだが、既に正面は報道関係者とカメラ小僧が陣取っており、仕方なく端っこに追いやられてしまった。前回での教訓が活かされなかったことが非常に残念だ。今回のコンテストには15社のエントリーがあり、一般投票によってグランプリ1社、準グランプリ2社が選考された。
 
 というところで、まずは準グランプリの発表! 「NTT DoCoMo」と「アトラス」がその栄誉に輝いたのだった。

 それでは「NTT DoCoMo」のコスチューム分析をしてみよう。ベースは赤。ショートパンツ。ヘソ出し。この3要素が上手く絡み合って評価を得たのであろう。しかし、もう2点見過ごせない要素がある。まずひとつ目であるが、それは、ちょっとシースルーなところ。実際は違うのかもしれないが、ジーと見つめていると、神秘世界が待っていそうな期待感が感じられる(※編集部:気のせいです)。そしてもうひとつの要素は足もと。なんとリングブーツを履いているのである。全メーカーのうちリングブーツを履いていたのは「NTT DoCoMo」だけ。どうやら支持者の中には彼女達の足で893K(やくざキック)を喰らうことを夢見てる者もいるのであろう。しかし残念ながら「NTT DoCoMo」はステージには登場せず。来場者も残念がっていた。

 次に「アトラス」の分析をしよう。ベースは白。ショートパンツ。ヘソ出し。この3要素が上手く絡み合って評価を得たのであろう。おやっ?これは「NTT DoCoMo」と被ってくる。ベースの色が違うだけである。今年の流行は、この方向に向かっていると、推測できる。「NTT DoCoMo」と異なる点は、ベースが白のため清涼感が感じられるところだろうか。それはまさに、秋の赤く染まりつつある渓谷に静かに流れる小川のような清涼感である。そして、襟や腰にみられる赤い部分は、さしずめ小川を優美に流れているもみじを表現しているのであろう。おそらく、この情緒深いコスチュームは支持者に無意識下の領域で大きな印象を与えたのであろう(※編集部注:考えすぎです)。

 そして、準グランプリの2社に舌つづみを打ったところで、いよいよグランプリの発表である。グランプリの栄光をその手にしたメーカーは、予想していた人も多いであろう「マイクロソフト」であった!
 
 というわけで「マイクロソフト」のコスチューム分析。ベースは黒、もしくは白の2パターン。ショートパンツ。ヘソ出し。おややっ?またまた被っている。これで今年の流行はショートパンツ、ヘソ出しの方向に風が吹いていたことが確立されたといって過言はないであろう。そして黒のコスチュームは、なんと胸の部分がXboxの形に象られ胸には緑の輝きが。そう、胸の緑に部分はグランプリを勝ち取ったことを誇るかのように、光輝いていたのであった(これ、2001春のときにも書いた気がする)。また、このステージでは何故2パターンのコスチュームがあるのかの謎が明らかにされた。どうやら、黒はモデルさんが、白はコンパニオンさんが装着するらしいのである。実は今回の「マイクロソフト」のコスチュームは、前回の春の時と同じものなのだが、それでもグランプリを勝ち取ったということは、それだけ完成度の高いコスチュームであったのだろう。実際、会場での人気も高くカッコいいことは確かである。しかし、来年のTGSにおいては、是非とも新しいコスチュームを期待するものである。もっともっとカッコいい「マイクロソフト」を見せてくれ!(※編集部注:………)

 そして、グランプリ発表の後、恒例の記念撮影があった。前回ではカメラ小僧のあまりの熱気に逆に冷めてしまったが、今回は逆にその熱気にほだされて、最前列にダイブしてきた。いい絵がとれたので右上の写真をご覧ください。

 それではそろそろ総括。今年はショートパンツとヘソ出しが一世を風靡した訳だが、できれば来年はもっと多様なコスチュームが登場して、来場者をさらに喜びの渦に巻き込んでもらいたいものだと思う。以下には今回、惜しくも入賞を逃したものの、特に面白味のあったコスチュームを私の独断で紹介したい。
 
 まず「バンダイ」。ガンダム系のコスチュームであるが、連邦・ジオンともに対応していて、マニアには堪らないものであっただろう。さらに普通、連邦の女性仕官、下士官、軍属はグレーもしくはピンクの軍服だが、あえて青色のコスチュームできたところが、これまたアツい。
 
 次に「ハドソン」であるが、右手をご覧いただけばわかるように(このような絵しかなくて申し訳ありません)、セクシーさより可愛らしさを前面に出してきている。というより、これは「ミニモニ。」のオマージュと分析する。これによって、子どもに対しての受けのよさを狙ったのではなかろうか。しかし、成人した男性の中にも、萌えた人がいたのも確かだろう(※編集部注:というかキミが萌えてただけでは?)。

 というわけで、このように幕を閉じた「発表!! 輝け!ベストコスチュームin TOKYO GAME SHOW 2001 AUTUMN」。今回は「マイクロソフト」の逆襲が成功した結果になったのであるが、来年はどのメーカーもグランプリに輝けるよう頑張ってほしい。コンパニオンさんにモデルさん、どうもお疲れ様でした。そして、ありがとう。本当にありがとう(号泣)。

NTT DoCoMoさん。リングブーツがきらりと光る。

アトラスさん。清涼感が漂っています。

マイクロソフトさん。胸に輝く緑の光は、そう! Xboxをかたどっています。

みんな揃って記念撮影。さすがにポーズが決まってます。

ジークジオン! こんな軍隊になら攻められたいものです(←不謹慎)。

子ども受けもよかったハドソンさん。優しく教えていました。