DCソフトがPCで遊べる!? セガ、ソフトバンクらが新会社「エクサイド」設立
セガとソフトバンクグループは、台湾の大手コンピュータ会社であるエイサーなどと共同で、新会社「エクサイド」を設立、本日11月1日より営業を開始した。
この「エクサイド」は、急成長を続けるブロードバンド市場において、ゲームや音楽などのエンターテイメントコンテンツを配信する「e-Publisher(eパブリッシャー)」企業を目指すために設立された会社。今後同社は以下の4つの事業を中心に活動していくとしている。
1.ブロードバンドを活用したコンテンツの配信サービスと課金システムの提供
2.コンテンツ配信システムの構築サービスとポーティング事業
3.コンテンツのネット販売事業
4.受注生産による各種エミュレータ―商品の販売
これに加え、ドリームキャストタイトルを稼動させるPC接続用ハードウェアおよびエミュレータなどを計画している。
コンテンツの配信元として、セガ、エイベックス、ナムコも出資参加しており、さらにカプコンもコンテンツの提供を表明している。また、配信事業を開始するにあたってインフラの整備にも着手、配信中のユーザーの待ち時間が最小になるよう最適化されたゲーム配信サーバーシステムを、提携プロバイダに提供する予定だ。
この発表で興味深いのは、ドリームキャストのエミュレータ。この事業の稼動が始まれば、DCタイトルがネットで配信され、自宅のPCで遊べるという画期的な状況が生まれることになる。今後のネットによるゲームコンテンツ配信の旗手になれるか、見守っていきたいところだ。
DCソフトのような1ギガを超えるコンテンツでも、ダウンロード待ち時間が最小限になるようなシステムを提供していくとのこと(写真は『PSO』)。
(C) SEGA/Sonicteam,2000 2001
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