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2001年11月13日(火)

エニックス、平成14年3月期中間決算短信を発表、営業利益が13億円と減収減益

 エニックスは、平成14年3月期中間決算短信(非連結)の発表した。売上高が67.5%減(前年同期比)の84億7,200万円、経常利益が89.1%減の14億6,400万円、営業利益が89.7%減の13億7,100万円と、大幅な減収減益。コンピュータソフト部門の中間期売上高は、83.6%減の36億900万円。GB用ソフト『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタの不思議な鍵・イルの大冒険』をはじめ、PS2用、GB用ソフトなどを5作品を発売した他、携帯電話のコンテンツ配信では50万人以上の会員を獲得したものの、前中間期に記録的な大ヒットとなったPS用ソフト『ドラゴンクエストVII』の売上をカバーするには至らなかった。さすがに『ドラゴンクエストVII』の功績と比べてしまうと、今期の減収減益は仕方がないといったところ。また、出版部門の中間期売上高は45億200万円と増収。「ドラゴンクエストモンスターズ2公式ガイドブック」などが、売上増加に大きく貢献した。
 
 エニックスは今後、通信対応ソフトの開発を強化するとともに、台湾、韓国で積極的な事業展開を推進。米国では英語版『ドラゴンクエストVII』などで販売拡大を図る意向だ。

 同社は、平成14年3月期通期の業績は、売上高282億円、経常利益108億円、当期純利益60億円を見込んでいる。


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