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2001年11月21日(水)

コーエー、2002年3月期中間決算短信を発表。CS事業が健闘するも減収減益に

 コーエーは、2002年3月期中間連結決算短信を発表した。売上高は0.3%減(前年同期比)の92億1,900万円、経常利益が20.6%減の27億8,200万円、中間純利益が6.7%減の18億2,500万円と減収減益。
 
 家庭用ゲームソフトで、PS2用ソフト『真・三國無双2』の売上が好調だった他、PC向け『信長の野望』シリーズがユーザーに高く評価されるなどで、単独売上高が12.5%増(前年同期比)の66億5,000万円、単独経常利益が10.7%増の26億2,200万円、単独当期純利益が26%増の18億4,100万円と、大幅な増収増益を達成したものの、前中間期の売上を計上するまでには至らなかったようだ。
 
 同社は、家庭用ゲーム機およびパソコンの高機能化、ブロードバンドネットワーク環境の普及に対応し、今後も独創的なゲームシステムの開発強化を推進。工程管理の見直しや業務効率の向上で収益の増大を図る意向だ。
 
 また同日、コーエーはゲームキューブへの参入も表明。この件について問い合わせたところ、「現在のところは、タイトルなど具体的なことは未定ですが、年末に何かしらの発表ができると思います」(コーエー広報)とのこと。タイトル的にも、高い年齢層に人気の高いゲームをリリースするコーエーだけに、新規GCユーザーの獲得にも期待が寄せられている。
 
 なお、同社は2002年3月期通期の業績は、連結売上高256億円、連結経常利益82億円、連結当期純利益48億円を予想し、売上、利益とも過去最高となることを見込んでいる。


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