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2001年11月26日(月)

CSKが法人向け取引への集中に伴い、アスキーの経営権をユニゾンに譲渡

 CSKは本日、BtoB中心のグループ事業再編の一環としてアスキーの経営権をユニゾン・キャピタル・パートナーズL.P.に譲渡すると発表(ユニゾンとの正式契約は、12月下旬を予定)した。ユニゾンは最大30億円の増資に応じ、同社へのアスキー経営権の移行は2002年3月30日になる予定。
 
 CSKによると、同社の保有する株式は償却を前提としてアスキーに無償譲渡され、手続完了後のユニゾンによる増資と同時に既存借入の一部について債権放棄が行われる。その結果アスキーの債務超過は解消される予定とのことだ。
 
 今後、アスキーはIT関連出版社、エンターブレインはゲーム関連出版社として、それぞれ事業子会社化する。具体的には、アスキーについては「週刊アスキー」「月刊アスキー」など基幹雑誌の強化、その他雑誌および書籍の刊行計画の戦略的再構築、および非出版事業の選択と集中を中期計画のメインとする。エンターブレインについては「週刊ファミ通」など基幹雑誌を核とし、エンターテインメント分野の情報発信を強化、新たな事業提携なども視野に入れて経営計画の策定を進めていく予定。
 
 ユニゾン・キャピタル株式会社(代表取締役:江原伸好、佐山展生)は、日本企業を投資対象としたプライベート・エクイティ投資会社として1998年に設立され、オリエント信販株式会社や株式会社マインマートなどに投資を行っている。


■関連サイト
株式会社CSK プレスリリース
株式会社アスキー
ユニゾン・キャピタル株式会社