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2001年3月27日(火)

中古ゲームソフト販売をめぐる裁判に判決! 不服のエニックスは最高裁に上告

 本日3月27日、東京高等裁判所において一昨年6月にエニックスより控訴されていた「中古ゲームソフト販売訴訟」の判決が下された。判決は、控訴人であるエニックスの主張を退けるものであり、これに対してエニックスは、直ちに最高裁判所へと上告するとしている。
 
 この裁判は、エニックスがゲーム販売店に対し、ゲームソフトの中古販売中止の要求をしたことを理由に、販売店の「上昇(カメレオンクラブをチェーン展開)」がエニックスを相手取って起こしていたもの。
 
 今回の判決に対し、エニックスは 「本日、裁判所が下した判断については、到底承服できるものではないので、直ちに最高裁判所に上告します。判決の内容は極めて不当なものであり、最高裁判所では、この判決が変更されるであろうことを確信しています」とのコメントを発表している。
 
 この控訴審判決で山下和明裁判長は、“ゲームソフトを「映画の著作物」にあたる”とし、一審の見解を否定しつつも、メーカー側に頒布権(ソフトの譲渡などを制限できる権利)は存在しないと判断。一昨年の東京地方裁判所に続き、エニックス側の主張を退けた形となった。
 
 1ゲームユーザーとしては早期解決を願うばかりだが、双方が納得する判決が下されるのは、もう少し先のことになりそうだ。


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