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2001年3月29日(木)

「中古ゲームソフト販売問題」大阪高裁で判決。中古ゲーム販売は合法との判断!

 本日3月29日、「中古ゲームソフト販売訴訟」について大阪高等裁判所で判決が下された。大阪高裁の判断は、「ゲームの中古販売は合法である」というゲームショップ側の主張を認める形。
 
 今回の裁判は、大手ゲームメーカー6社が、中古ゲームソフト販売中止の要求を理由に、中古ゲームソフト販売店「ファミコンショップわんぱくこぞう」を展開するアクトおよびライズを相手取って行ったもの。「ゲームは映画の著作物にあたる」としながらも、メーカー側が中古ソフト譲渡を制限できる権利は存在しないとし、最終的にゲームショップ側の勝訴となった。
 
 この判決に対し、テレビゲームソフトウェア流通協会(ARTS)は、「一昨日の東京高裁判決に続いて、我々の主張が正しいことが証明され、世界的潮流の則った明確な判断が示されました。メーカーはこの2つの判決を率直に受け入れて頂きたいと思います。」とのコメントを発表している。
 
 先の地裁とは違い、今回の高裁では東京、大阪とも同じ判決が下されたが、メーカー側の主張を考えると、双方が納得するにはもう少し時間がかかりそう。ユーザーとしてはこうしたトラブルは早々に解決してほしいと願うばかりである。


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