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2001年5月17日(木)

任天堂はGCタイトル大発表!『スマブラ』続編、『ルイージマンション』、そして宮本氏の『PIKMIN』とは?

 アメリカロサンゼルスで開催されるE3に先駆け、任天堂のメディアブリーフィング(マスコミ向けの発表会)が行われた。場所はロス市内のホテルで、スタートは現地時間の16日朝10時半(日本時間17日午前2時半)。

●オールスター勢ぞろい! 『スマブラ』登場!
 ブリーフィングは任天堂アメリカ エグゼクティブ・バイス・プレジデントの挨拶から始まり、任天堂・岩田氏が熱いスピーチを披露(内容は別記事を参照)。その後、本日の主役・宮本茂氏の登場となった。宮本氏は、「ゲームキューブでどんなキャラクターのゲームを出そうかと考えたんですが、非常にシンプルな解答が出ました」とコメントし、『SUPER SMASH BROS. Melee』を紹介した。
 
 『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』の続編となるこのソフトは、任天堂のオールスターが総登場のアクション(対戦格闘?)ゲーム。マリオやピカチュウを始め、ピーチ、ヨッシー、ドンキーコング、リンク、シーク、サムス、キャプテンファルコン、ネス、カービィ、スターフォックス、そして懐かしのアイスクライマーまで(!)、おなじみのキャラクターが次々と画面に現れ、会場は早くも興奮状態。

●『ルイージマンション』は実機でプレゼン!
 続いて宮本氏は、新作『Luigi's Mansion(ルイージマンション)』を紹介。自らがコントローラを握り、実機を使用してのプレゼンテーションとなった。実際に8cmのDVD-ROMがゲームキューブ本体にセットされると、紫色のロゴに続いてタイトル画面が表示(読みこみは激速!)。ついに主役となったルイージのコミカルなアクションが印象的なタイトルだった。

●テーマは「アリの群」!? 『ピクミン』初公開!
 最後に紹介されたのは、現在制作中の新作『PIKMIN(ピクミン)』。宮本氏が家の庭いじりをしていて思いついたというこのタイトルはユニークな箱庭ゲーム。とある惑星に不時着した主人公が、ピクミンという生きものを発見し、彼らを操って宇宙船を作るのが目的だ。ピクミンを使って木を切ったり敵を倒したり、群をなして行動する彼らにさまざまな指令を与えてゲームを進めて行く。ピクミンの愛らしい動きと美しい背景グラフィックに、集まった報道陣は興味深々だった。

 今回のブリーフィングでは、このほかにも、ゲームキューブ用タイトルが多数発表された。詳しいタイトル名は別の記事で紹介していくので、そちらもあわせて読んでもらいたい。

ゲームキューブの本体とコントローラを掲げて現れた宮本氏に、集まった海外のマスコミは拍手の嵐。

『SUPER SMASH BROS. Melee』。ドンキーコングを迎え撃つのはマリオとスターフォックス。

北米では『メトロイド』の人気がものすごい。『スマブラ』の画面にサムスが登場するたびに会場のアメリカ人は大興奮! 気も狂わんばかりの絶叫ぶりだった。

『MOTHER』の主人公ネスも『SUPER SMASH BROS. Melee』で復活! 「どせいさん」ももちろん登場です。

『ルイージマンション』は、現れるオバケを掃除機で吸い取って退治しながら洋館を探索していくゲーム。移動にはCボタンスティックを使用。

手前の白いのが主人公で、カラフルでちっちゃいのがピクミン。

1匹ではできないことも群れで立ち向かえばなんとかなったりする。でっかい敵も倒せたりする。気をつけないと食われるので注意しよう。


■関連サイト
Nintendo E3 (英文)