『PSO』がゲームキューブに! 『K-Project(仮)』がPS2に……!セガ、E3会場にてマルチプラットホーム戦略を発表!
E3(The Electronic Entertainment Expo2001)開幕初日の本日5月17日(現地時間)、セガ・オブ・アメリカは会場内セガブースにて、ドリームキャストに加え、PS2、Xbox、ゲームボーイアドバンス及びゲームキューブ向けタイトルを発表した。そのタイトルは現在20種類以上!
各プラットフォームのラインナップは以下の通りだ。
<プレイステーション2>
・『バーチャファイター4』
・『K-Project』(仮称)
・『スペースチャンネル5』
・『Sega Sports NFL2K2』
・『Sega Sports NBA2K2』
<ニンテンドーゲームキューブ>
・『ファンタシースターオンライン』(仮称)
・『スーパーモンキーボール』(仮称)
・『バーチャストライカー3 Ver.2002』(仮称)
<Xbox>
・『ガンヴァルキリー』
・『ジェットセットラジオフューチャー』(仮称)
・『セガGT 2002』(仮称)
・『ハウスオブザデッド3』
・『クレイジータクシーネクスト』(仮称)
・『Sega Sports NFL2K2』
・『Sega Sports NBA2K2』
<ゲームボーイアドバンス>
・『チューチューロケット』
・『ソニック・ザ・ヘッジホッグ アドバンス』(仮称)
・『アドバンス コラムス』(仮称)
セガ・オブ・アメリカの社長兼COOのピーター・ムーア氏は、「セガがサードパーティの開発会社としてスタートを切って、まだ数カ月。今後は多機種にわたって革新的なラインナップを提供していくつもり」と挨拶し、セガグループ会社のトップを次々と壇上に迎えた。
セガ・オブ・アメリカの社長兼COOであるピーター・ムーア氏は語る。「素晴らしいゲームを開発することがセガの強みであり、今年のラインナップは我々の高い能力を証明することになるでしょう。我々は時間をかけて作り上げられ、また高く評価されているゲームの続編をドリームキャストや他社プラットフォームに提供していきます。それらは、消費者から認められ、それぞれのジャンルで"最高傑作"作品として普及しているタイトルです。」
これが『K-Project(仮)』だ! ゲームの詳細は不明だが、『スペースチャンネル5』を手がけた水口哲也氏率いるユナイテッド・ゲーム・アーティスツ開発によるものだけに、期待大!
会場には、WOW ENTERTAINMENTの中川力也氏、セガ・ロッソの佐々木健仁氏、オーバーワークスの大場規勝氏、そしてウエーブマスターの牧野幸文氏らも来ており、発表会の最後には記念撮影が行われた。
データ
■AM2 of CRI・鈴木裕氏
『シェンムーII』の映像を交えて紹介。「キャラは前作350人だったのに対し、今作は1,000人くらい登場する」「ステージは前作の10倍の広さ」「イベントについては、前作は70あったが、今作は140ある」などの発言に、ゲームの壮大さが感じられた。また、AC版『バーチャファイター4(VF4)』についてもコメントが。「今作は『VF2』が進化した感じになる。AC版はNAOMI2基板を使用して制作しているが、PS2版を制作した場合、NAOMI2と遜色ない形で出せるはず」。現在『VF4』は東京近辺でロケーションテスト中とのことだが、ユーザーの感触はすこぶるいいようだ。大いに期待しよう。
■ヒットメーカー・小口久雄氏
壇上にて『ダービーオーナーズクラブ オンライン』『クレイジータクシー』などを紹介。ここで『クレイジータクシー』をXboxで発売することを正式に発表。「Xbox版は、『1』でも『2』でもない、まったくの新要素が加えられたものになる」ことを明らかにした。2002年初頭発売を予定している。
■ スマイルビット・川越隆幸氏
PS2版で『つくろう』シリーズ2タイトルが控えていること、Xboxに『ガンヴァルキリー』を本体同時発売をめざして開発中であること、そして『ジェットセットラジオ』のXbox版『JSRF』についてはマンガディメンションの大幅パワーアップ、新要素「ブーストダッシュ」が追加されることを発表。
■ユナイテッド・ゲーム・アーティスツ・水口哲也氏
セガとしてPS2初のオリジナル作品となる『K-Project』を映像とともに発表。未来の世界を舞台にした3D・STGのこのタイトルの詳細は不明だが、音と密接に関わりあう、プレイヤーのセンスが問われるSTGになるようだ。現在、開発状況は60%くらいとのこと。新デバイスの開発も進めていることもほのめかした。
■アミューズメントヴィジョン・名越稔洋氏
ゲームキューブ用タイトル2作品を発表。そのうちの1つ、『バーチャストライカー3 Ver.2002』はAC版で大人気のサッカーSPG。ゲームキューブ版は、来年開催のワールドカップにタイミングを合わせての発売になるようだ。また、レバー1本で誰にでも楽しめるACT『スーパーモンキーボール』もAC版からの移植作品(今秋発売予定)。ゲームキューブ版は、画面4分割による同時対戦が可能になる。
■ソニックチーム・中裕司氏
今年でソニック誕生10周年を記念して(?)、GBA版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ アドバンス』を6月23日に発売する。また、ゲームキューブには『ファンタシースターオンライン』を投入することを発表。低年齢が予想されるゲームキューブユーザーでも協力プレイが楽しめるようにと、画面4分割を採用。オフラインでも協力プレイができるようになっている。ちなみに、ゲームキューブ版の開発に着手したのは1カ月弱前からだそうだが、すでにDC版のクオリティと同等のレベルにまで完成している。中氏によると、ゲームキューブは非常に開発しやすい環境にあるようだ。
■ビジュアルコンセプト・グレッグ・トーマス氏
「セガ・スポーツ」ブランドの新作を、DC・PS2・Xboxにて発売することを発表。発売されるタイトルは、DC向けのオンライン野球ゲーム『World Series Baseball 2K2』や、『バーチャテニス』の続編など全6本。
■関連サイト
・セガ ニュースリリース