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2001年5月22日(火)

タイトーが平成13年3月期の決算を発表。43億円改善するも2期連続の赤字決算に

 タイトーは、平成13年3月期の決算短信を発表した。売上高は4.2%増の627億9,500万円、経常損益は、前期から43億円改善したものの、9億2900万円の赤字となり、当期純損失が215億円となった。
 
 原因としては、アミューズメント施設用の体感ゲーム機を数多くリリースしたものの、アーケード、コンシューマともにヒット作が出なかったことが挙げられている。
 
 ただし、携帯電話向けコンテンツ配信サービス事業に関しては、着信メロディーの会員数が今期3月末で115万人を超え、収益に大きく貢献。その他待ち受け画像や占いなどのサービスコンテンツが好調だったため、売上は前期を大幅に上回ったとのことだ。
 
 同社は今後、収益基盤の再生を図り、コンテンツサービス事業のさらなる拡大を目指す方針。この事業構造改革で、次期の業績は売上高700億円、経常利益35億円、当期純利益28億円を見込んでいる。


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