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2001年5月22日(火)

スクウェア、PS2用ソフト『FFX』の発売延期で平成9年以来の赤字決算に

 スクウェアは、平成13年3月期の連結決算を発表した。売上高は3.6%増の755億3,800万円、経常損益は26億9,300万円の赤字となり、当期純損失が31億6,000万円。平成9年3月期以来の赤字決算となった。
 
 これは、PS2用ソフト『ファイナルファンタジーX』の発売延期が大きな理由。同社は今期中に『FFX』を発売することで、過去最高の黒字決算となることを見込んでいたが、発売延期と「PlayOnline」への先行投資が影響した。
 
 同社は今後、Xbox、ゲームキューブ、PS2による市場競争が展開する中で、従来からのスタンドアロン型ゲームを全世界に向けて展開。「PlayOnline」へは主力コンテンツとして『ファイナルファンタジーXI』を投入し、早期に会員の獲得を目指すとのことだ。
 
 平成14年3月期の通気業績は、売上高が839億円、経常利益が16億円、純利益が7億円と、黒字化を見込んでいる。


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