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2001年5月23日(水)

スクウェア、PlayOnlineを2002年4月本格スタート! 『FFXI』にはモデム&HDDが必須!

 スクウェアは22日に行った決算報告会で、同社のネットワークサービス「PlayOnline」と新作『ファイナルファンタジーXI(FFXI)』について詳細を明らかにした。
 
 PlayOnlineは2002年4月から課金を伴う本格的なサービスを開始。その前にβ版の一般配布とテストが行われる予定となっている。β版テストの具体的な開始時期は、開発状況に大きく左右されるため、現時点では明らかにされていない。
 
 『FFXI』は、PlayOnlineの開始前(2002年3月)にパッケージソフトとして発売予定。完全オンライン対応のゲームとなるが、PlayOnlineの開始に先行しての発売となるため、オフラインでも遊べる部分を作るかどうか検討中とのこと。『FFXI』のソフトの中に、PlayOnlineの基礎データ(ブラウザソフトなど)が入るかどうかについては明らかにされていない。
 
 『FFXI』はPS2版とWindows版の発売が予定されており、PS2版をプレイするためにはPS2対応のモデムとハードディスクドライブが必要。モデムは現在各社から発売されているものを使用することになるが、対応機種は不明。ただし、スクウェアは米国コネクサントシステムズ社の「SmartSCMUSB」規格に賛同しているため、この規格を満たした製品なら問題ないと思われる(例えばアイ・オー・データの「P2GATE」など)。なお、ゲーム自体は通信速度56Kのモデムでも快適にプレイできる仕様になっている。
 
 『FFXI』のパッケージソフトは販売価格6,000円~7,000円の見込み。気になる利用料金は、PlayOnlineと『FFXI』のサーバー使用料を合わせて1,200円程度とのことだ。サーバー使用料は、PlayOnlineと『FFXI』を個別に登録することもできるが、その場合の内訳は未定。
 
 スクウェアでは、『FFXI』の損益分岐点として30万人の登録を見込んでおり、50万人が1年間登録すれば、これまでのシリーズ作品と同じだけの利益が出ると予想している(この試算のもとになる具体的なデータは不明)。数100万本単位のセールスを誇る『FF』シリーズと比較すると一桁少ない数字だが、HDDやモデム、サーバー使用料などの投資が必要なことを考えると、これまでのシリーズに比べて敷居が高いのも事実。
 
 なお、次回作『FFXII』はオフラインでプレイするパッケージソフトとして発売されることが決定している。


■関連サイト
プレイオンライン