アミューズメント事業の不振で初の赤字。ナムコ、平成13年3月期の決算短信を発表
ナムコは、平成13年3月期の決算短信を発表した。売上高は1.0%減(前年比)の1,465億5,400万円、経常利益は34億7,700万円の赤字で、当期純損失が60億円。ナムコでは初めて赤字決算となる。
これは、アーケード向けゲームの販売不振および、PS2ソフトの研究開発費の上昇などが原因。また、今年3月に行った希望退職者の募集実施による特別退職金13億円の損失なども、減益に影響を与えたようだ。
同社は今後、業務用アミューズメント市場の停滞、縮小といった、環境変化への対応を目的にシステムの抜本的見直しを推進。加えてハードウェアの能力に伴う開発費の増大に対応し、収益性および開発効率の改善を進めていくとのこと。これにより、平成14年3月期の通気業績は、売上高が1,552億円、経常利益が43億円、純利益が26億円と、黒字転換を見込んでいる。
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