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2001年5月25日(金)

任天堂、平成13年3月期の決算短信発表。円安ドル高による為替差益で減収増益!

 任天堂は、平成13年3月期の決算短信を発表した。売上高は12.8%減(前年比)の4,625億200万円、経常利益は77.5%増の1,922億4700万円、当期純利益が72.3%増の966億300万円。これは、年度末の急激な円安により、663億3,500万円の為替差益が発生したことで、経常利益が大幅に増益したことが理由。
 
 また、日本で発売した『ポケットモンスター クリスタルバージョン』、欧州北米で発売した『ポケットモンスター 金・銀』のミリオンセラーや、「ゲームボーイ」シリーズの全世界累計販売台数が1億台を突破するなど、ゲームボーイ関連の売上は好調だったが、「ニンテンドウ64」関連の売上は減少した。
 
 任天堂は今後、国内で9月、米国で11月に次世代ゲーム機「ニンテンドーゲームキューブ」を発売し、6月には「ゲームボーイアドバンス」を米国市場に投入。「ニンテンドーゲームキューブ」と「ゲームボーイアドバンス」をリンクさせることで、新たなゲーム分野の創造を目指すとしている。平成14年3月期の通期業績は、売上高が5,800億円、経常利益が1,400万円、当期純利益が800億円になる見込みとのこと。


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