セガがロボット技術を応用したアニメーション制作ソフト“アニマニウム”を開発!
セガは本日、都内にて新規事業本部戦略説明会および“アニマニウム”についての記者発表会を開催した。
新規事業本部については、セガがこれまで培ったCG・映像技術、バーチャル・リアリティー技術、ネットワーク技術などのノウハウを活かし、既存事業(ゲーム関連など)以外の新しいエンターテイメント・ビジネスを展開していくことを表明。新規事業本部本部長の田副康夫氏は「3年後には利益15%、売上高100億円を見通している」とコメントし、加えて「セガの基幹事業を目指す」と自信のほどを語った。
次いで説明されたのが、その新事業の一端を担うセガ新開発のアニメーション制作用ソフト「Animanium(アニマニウム)」。これは、従来のモーションキャプチャーによるCGアニメーションと、ほぼ同じクオリティのCGアニメーションをソフトウェアのみで実現。従来のモーションキャプチャーでは難しいとされる動作の誇張や、人型以外のキャラクターの動作も効率的に作成することができる。また、アニメーション制作においては大幅なコスト圧縮、作業期間の短縮、作業負担の軽減を可能にする。
発表会ではこの“アニマニウム”の技術を使用した第1弾の作品「まみむめ☆もがちょ」も公開。これはテレビ東京系で、7月1日から毎週日曜日の朝6:30に放送される新番組で、“アニマニウム”の導入により、CGで描かれたキャラクターが生き生きと動くのが特徴だ。
また会場には“アニマニウム”技術コンソーシアムの参加企業である東映アニメーション、セルシス、セガトイズ、テレコム・アニメーションなどの代表が出席。各々が“アニマニウム”の優れた性能についてコメントしていた。
セガは今後も国内有力アニメーション会社にこの技術の導入を働きかけ、“アニマニウム”を柱とした新規事業の構築を目指していく。
発表会には参加企業の他、東京大学の教授も出席。“アニマニウム”を用いた今後の作品展開には、大きな期待がかかる。
マウスで簡単にポーズの編集ができる“アニマニウム”。高精度のCGアニメーションを制作する画期的なソフトウェア。
7月1日からテレビ東京系で放映される「まみむめ☆もがちょ」。主人公「もがちょ」と、その仲間たちとの活躍を描いた1話完結形式のほのぼのとした物語だ。
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