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2001年6月3日(日)

秋葉原で行われた『真・女神転生』、『魔剣爻』の発売記念イベントを密着レポート!

 アトラスは本日『魔剣爻』、『真・女神転生』の発売を記念して、東京・秋葉原でプロデューサー岡田耕始氏とキャラデザイナー金子一馬氏のトークショウを開催した。これは、先日名古屋、北海道で行われた発売記念イベントの一環で、『魔剣爻』を予約した人のみ入れるという、非常にクローズドなもの。生の両氏に会える機会とあって、約40名限定の会場は一瞬で満員だった。

 トークショウ開始前にはこれまでアトラスが作ってきたゲームのCMヒストリーが約15分上映され、その後いよいよ岡田、金子両氏が登場。まずは先日発売されたばかりの『真・女神転生』についてトーク。岡田氏が 「開発初期、SFCのテイストを残すか、完全に作り直すかで、かなりモメた」と暴露、金子氏も司会に「作っている途中でたたりはあった?」の質問に、「開発メンバーが自転車を盗まれたってのはありました。でもそれは、たたりじゃなくて自分の不注意ですよね」と答え、会場は笑いに包まれた。さらに「電源も入れていないのにプリンタが動いた、なんて話もありましたが、私が勝手に言っていたのが広まっちゃっただけです。これがいわゆる噂システムですか」と発言、一同大爆笑だった。

 一方『魔剣爻』では、DCからパワーアップした点として全編ドルビーサラウンドに対応した点をアピール。ドルビーサラウンドを銘打つには、米国ドルビー社に許諾を得なければならないのだが、「開発環境を見せたらダメと言われてしまったが、曲を作って送ったら1発でOKだったうえに、”エクセレント”という答えが返ってきた(岡田氏)」と、その音響クオリティの高さに自信を垣間見せていた。

 その後プレゼントコーナー、質疑応答などが行われたが、特に質疑応答では、非常に濃い質問が飛び交い、両氏が感心するしたり、返答に窮する場面も見られた。
 
 最後に両氏が次回作への意欲を語り、大盛況のうちにトークショウは幕を閉じた。

 ちなみに6月7日の『魔剣爻』発売日には、岡田、金子の両氏が秋葉原の主要ゲームショップにおじゃまするというイベントも予定されている。下記のアトラスHPで確認し、発売日当日に秋葉原で購入予定の人は、ぜひ立ち寄ってみよう。

息の合った爆笑トークの連続で、集まったファンも楽しいひとときを過ごした。

「最近どうも説教モードにスイッチ入っちゃうんだよね」と岡田氏。

金子氏は「約10年前と今では、ファッションの流行がかなり変わっている。だから『真・女神転生』のロウ・ヒーローは描き直した」と語った。


データ

▼『真・女神転生』
■メーカー:アトラス
■対応機種:PS
■ジャンル:RPG
■発売日:発売中
■価格:4,800円(税別)

▼『魔剣爻』
■メーカー:アトラス
■対応機種」:PS2
■ジャンル:RPG
■発売日:6月7日
■価格:6,800円(税別)

■関連サイト
アトラス