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2001年6月5日(火)

【セガ戦略発表会詳報その2】 各プラットフォーム向けタイトルの詳細が明らかに!

 セガのコンテンツ戦略発表会において、各プラットフォーム向けタイトルについての詳細が明かされた。

 まずDC向けソフトだが、こちらは『シェンムーII』の発売日が9月6日に決定。壇上では香山氏が「開発も最終段階を迎え、大変素晴らしい作品になりました。賞賛の嵐になると思っています。期待して下さい。」と大絶賛。加えて「DCソフトのラストキングになる」と同作品をアピールしていた。また、『シェンムーII』には初回限定特典として、シリーズ最新作『バーチャファイター4』の“特製プレミアムディスク”が同梱されることを発表。こちらの内容に関しては明らかにされなかった。

 PS2向けには『ルーマニア#203(ルーマニアニーマルサン)』『ぐるぐる温泉2』が初公開となった。2002年春発売予定と発表された異色のDCタイトル『ルーマニア#203』は、DC版の映像を使用して作品紹介が行われていた。一方『ぐるぐる温泉2』はDC、PS2、PCで発売され、各プラットフォーム間でのネットプレイが可能になるとのこと。詳細は別記事を参照してほしい。

 また、これまで発表されていた“つくろうシリーズ”2作品も初公開。大方の予想通り『サカつく』&『やきゅつく』の2作品の名前が挙がった。ちなみにタイトルはそれぞれ『サカつく2002(仮)』と『やきゅつく2002(仮)』だ。

 なお、『スペースチャンネル5』『K-Project(仮)』に関して新たな発表はなかったが、ユナイテッド・ゲーム・アーティスツの水口代表は、『K-Project(仮)』について、「ゲームというよりも、新しい装置的なソフトになるかも知れない。ゲームとしてはオーソドックスなものだが、最近ゲームから離れている人も取り込めるように作っている最中です。」とコメント。今月中か来月には、何らかの発表があるようだ。

 Xbox向けソフトでは、注目の『ジェットセットラジオフューチャー(仮)』において、新たに協力・対戦モードが追加され、多人数プレイが可能になったことが明らかとなった。DCでも指折りの人気タイトルの続編だけに、今後の情報展開が気になるところ。同じく注目タイトルである『CRAZY TAXI NEXT』について、ヒットメーカーの小口代表は「そのままの移植はしない。内容も変えて出したいと思っています」とコメントしていた。

 任天堂関連では、ニンテンドーゲームキューブでの目新しい発表はなかったが、ゲームボーイアドバンス向けタイトルとして『コラムス(仮)』を発表。セガの名作パズルゲームが、マルチプラットフォーム展開によりGBAで復活する。発売日、価格は未定だ。

 開発能力が高いセガだけに、各ハードで発売するタイトルへの期待は大きい。ソフトメーカーとして新たな一歩を踏み出したセガの動向には、今後も注目していきたいところだ。

ついにレンとシェンファが登場する『シェンムーII』。舞台を中国に移し、新たなる旅が始まる。

果たしてプレミアムディスクがどんな内容なのか、非常に楽しみだ。

やればやるほど味が出る、異色ゲームも移植。

オープンダイス第1弾の『ぐるぐる温泉2』。ハードを問わず楽しめるのが魅力となりそう。

超絶にグラフィックが進化した『JSRF』。例の残像は「マンガブラー」というそうだ。

手軽に楽しめるコラムスはGBAに移植。対戦がアツそうだ。


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