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2001年7月19日(木)

新宿で『FFX』イベント開催!RIKKIと植松伸夫のトークセッションはちょっといい話続出!

 本日7月19日、新宿の大型CDショップ・ヴァージンメガストアで『ファイナルファンタジーX』の発売を記念したイベントが行われた。
 
 フロアに設置されたステージでは、『FFX』のテーマソングを歌う歌手のRIKKIさんが登場し、昨日CDシングルが発売されたばかりの「素敵だね」と、カップリングの「御月様~ウティキサマ~」を熱唱。さらにサウンドプロデューサーの植松伸夫氏もステージに上がり、『FFX』の音楽をテーマに楽しいトークを繰り広げた。
 
 植松氏は、『FFX』のテーマソングを作るにあたって、まずは歌手探しから始めたとのこと。最初は浜崎あゆみのようなヒット曲をリリースしている歌手もイメージしていたが、『FFX』の世界観がアジアンテイストということもあり、RIKKIさんのCDを視聴。1曲聴いて即決定したというエピソードを披露。
 
 その話を受けてRIKKIさんは「連絡をもらって、最初はだまされてるんだと思いました」と笑った。
 
 植松さん曰く、RIKKIさんは「天然ボケのキャラクターがいい。ちっこいくせに堂々としている」とのことで、RIKKIさんから見た植松氏の印象は「少年みたいな人」。短パン姿の植松氏が苦笑する場面もあった。
 
 また、植松氏は『FFX』の音楽について触れ、「『FF』シリーズは1つの作品のなかでも音楽のジャンルがバラバラ。最初から最後までクラシック調だったりロック調だったり、という作品はこれまでなかったんですが、今回の『FFX』はそれに輪をかけてバラバラのグシャグシャです」「ここは泣くぞ、というシーンで曲がかかります。みんな泣いてくれ!」と語った。
 
 さらにゲームの内容については、「曲を作っていてこれだけ手ごたえがあったのは初めて。今回のストーリーは見事に一本道で、これはもうゲームではないといってもいいかもしれません。でも『FFX』の前と後っていう言葉ができるくらいエポックメイキングな作品になっています」とコメント。RIKKIさんはテーマソングについて触れ、「本当に“素敵だね”って言ってもらえるような曲になったと思います」と語った。
 
 1時間ほどのイベントだったが、集まったファンは皆満足そうな顔。『FFX』の音楽をより深く感じることができた様子だった。

あの音楽世界を作り出す2人を生で見ることのできる貴重な機会。

「御月様」は奄美の自然をイメージして作った曲とのこと。

裏声を活かした歌い方が印象的だった。

ラフな服装で登場した植松氏。実際に奄美大島を訪れて曲のイメージを固めたという。


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