『FFX』は予約だけで140万本突破!初回出荷数はPS2初の214万本を達成!
本日新宿で行われた『FFX』発売記念イベント。その会場でスクウェアの鈴木尚社長はマスコミ向けの会見を行い、『FFX』に関する質問に答えた。
会見によると、本日7月19日現在における『FFX』の店頭出荷本数は214万本。17日までの時点での予約本数は140万本~150万本だったことも明らかにした。いずれの数字もPS2ソフトとしては初めてのこと。店頭での販売消化率についても、「ただいまの時点で正確な数字は出せないが」と前置きしたうえで、「『FFIX』のときと比較しても足の速い消化率。期待の強さをひしひしと感じている」と語った。
以下は記者団との一問一答。
――海外での販売計画はどのようになっているか。
「『FFX』のスタッフは現在休みをとっているが、まもなく海外版の制作に入る。年末年始にはアメリカでリリースし、その後ヨーロッパ5カ国で販売したい」
――海外版でのボイスはどうなるのか。
「アメリカで発売するソフトは英語に吹きかえる。ヨーロッパ版は英語音声に各国語の字幕スーパーを入れる予定だ」
――最終的な販売本数をどう見ているか。
「最終的な数字はわからない。ただ、『FFX』の予約受付がスタートしてからPS2本体の販売台数も伸び、現在は月産40万台という話を聞いている。『FFX』がPS2のハード本体の普及を牽引させていただいているという自負はある。8,800円という価格もあり、年齢の低い方にはどう受け取られるかわからないが、ハードの価格も下がってきており、どこまで伸びるかは不明だ」
――以前、目標は国内で400万本、世界で1,000万本と話していたが。
「それは社長として常に目指している数字だ。現在の状況は『FFVII』のときとよく似ており、ハードの普及台数が550万台というのもほぼ同じ。『FFVII』は発売後のハードの伸びとあいまって、最終的に320万本(『インターナショナル』をあわせると370万本)までいった。『FFX』も、とりあえず今の目標としては300万本を目指している」
――映画の公開による販売本数への影響をどう考えているか。
「映画との相乗効果によって、ゲーム内のグラフィックの技術的な部分はダイレクトに向上したと思う。ただ販売本数への直接的な影響については、すぐに表れるものではなく、長い時間をかけて効果がもたらされるものと考えている」
――ゲームとしての『FFX』の見どころはどこか。
「全部と言うしかないが、特に映像面は力の入れがいがあった。フェイシャルモーションの採用も、より感情移入していただける要素になっていると思う。ただ、そういった点はやはり表面的な部分。一番強調したいのはストーリーだ。胸にグッとくるし、涙を流していただける方が、歴代のシリーズで一番多いのではないかと思っている。人を泣かせることができるソフトを作ったスタッフに感謝したい」
『グランツーリスモ3』、『鬼武者』の2タイトルが持つミリオンの記録を、予約のみであっさり突破した『FFX』。PS2初のダブルミリオンもすでに出荷ベースで達成し、人気の高さを見せつけた格好となった。今後この記録がどこまで伸びるか楽しみなところだ。
「PS2のハードを『FFX』が引っ張っている」と語る鈴木社長。
PS2初の300万本がとりあえずの目標とのこと。
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