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2001年7月2日(月)

競走馬にパブリシティ権はあるか?テクモが馬名使用に関して最高裁に上告

 競馬RCG『ギャロップレーサー』で競走馬の馬名使用に関して、テクモは最高裁に上告したことを6月29日に発表した。
 
 第一審の名古屋地裁はG1出走馬にパブリシティ権を認め、341万円の支払いをテクモに命じた。また、第二審ではG1出走馬のうち、G1優勝馬のみにパブリシティ権を認め234万の支払いを命じた。
 
 しかしテクモは、競走馬という「物」に対してパブリシティ権は認められるのか、という問いかけの意味で今回の上告に踏み切ったとのこと。
 
 もともとパブリシティ権は、人間の人格権から派生した権利。有名競走馬の名前に関するパブリシティ権について、最高裁での今後の展開を見守っていきたい。


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