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2001年7月24日(火)

妥協のないリアル志向!SCEがトレインシミュレータ『THE山手線』をリリース!

 本日7月24日、秋葉原の交通博物館で、SCEの新作PS2用ソフト『THE 山手線~ TRAIN SIMULATOR REAL』の制作記者発表会が行われた。
 
 『THE 山手線』は、SCEがJR東日本の許諾を得て、運転台からの映像を実写映像で忠実に再現。また車内および構内アナウンスなどは現地収録したサウンドを使用している本格派のシミュレーションゲーム。ゲームモードには、時間帯により運行状況が変化したり、車両のトラブルがあったりする「通常乗務」の他、「教習所」や「データベース」などが用意されている。
 
 発表会では、このソフトの演出プロデュースを担当する向谷実氏が壇上に立ち、実機をプレイしながら、ゲームシステムおよび作品へのこだわりなどを解説。これまでPCで『トレインシミュレータ』シリーズを手掛けてきた向谷氏は、「実際のあらゆる状況を想定して作られ、シミュレータとしての理想の姿となっている。とにかくリアルで、全国の鉄道ファンのニーズに応えられる。」とコメント。また「運転台には、かなりこだわっている」、「ひとつの駅の発車ベルを収録することにも4日間を費やした」など、細部へのこだわりを雄弁に語っていた。
 
 『THE 山手線~ TRAIN SIMULATOR REAL』は10月に発売。9月中旬にはプロモーションイベントが実施される予定となっている。シミュレータ色の強いゲームだけに、電車の運転席に座ることを夢見ていた人にとっては、楽しみな作品になるのでは?

フュージョンバンド「CASIOPEA(カシオペア)」のキーボード奏者でもある向谷実氏。サウンドはすべて「CASIOPEA」が担当したとのことだ。

『THE 山手線』のゲーム画面。風景などはすべて実写が取り込まれ、運転席はCGで表現。臨場感は抜群!

会場に用意された試遊台。コントローラはPC版『トレインシミュレータ』のもので、互換ケーブルを使用することでPS2にも対応する。ちなみに値段は19,800円。

(C)2001 Sony Comuter Entertainment Inc.
(C)ONGAKUKAN JR東日本商品化許諾済

データ

▼『THE 山手線~ TRAIN SIMULATOR REAL』
■メーカー:SCE
■対応機種:PS2
■ジャンル:SLG
■発売日:10月予定
■価格:5,800円(税別)

■関連サイト
SCE