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2001年8月15日(水)

アトラスがアーケード施設運営、プリクラ販売業務担当の子会社2社をMBOで売却

 アトラスは、国内の全額出資子会社であるアピエス、ムーシステムを経営陣による企業買収の形で売却したと発表した。これは、アトラスの元社員が両社の株式を買い取り、各社の取締役に売却するマネジメント・バイアウト(MBO)の手法によるもの。

 売却された子会社は、西日本を中心にゲームセンターを運営するアピエスと、「プリクラ」などの娯楽機器の販売、レンタルを手掛けるムーシステムサービスの2社。アトラスは、6月末にアピエスの全株(10万株)を同社の取締役に売却。新会社では全国8店舗のアミューズメント施設を運営し、ゲーム機器調達などでアトラスの支援を受ける。一方ムーシステムは、元アトラス社員に、全株(600株)を売却。社名をコンフォートに変更し、従来の事業は、新たに設立された同名の有限会社に譲渡する。

 アトラスは今回のMBOにより、国内連結子会社の整理と事業構造の見直しを推進。今後、家庭用ゲームソフト事業を強化し、収益力を高めていく方針だ。


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