【GC】最注目タイトル！『マリオ』と『ゼルダ』についての宮本茂氏コメントを全文掲載！

　前述の記事でも紹介したが、本日行われたゲームキューブ発表会のハイライトは、ゲームキューブ版『マリオ』と『ゼルダ』の発表だった。会場に集まった報道陣はその魅力的な映像に息を呑み、上映後は拍手の嵐。宮本茂氏の希望により、その画面を多くお見せすることはできないが、ここでは2タイトルについての宮本氏のコメントを余さず掲載することで、その魅力の一端を感じてもらえたらと思う。

宮本氏 「海外からの取材の方も見えてると思うんですが、準備はよろしいですか？　『マリオ』と『ゼルダ』の映像はまだまだ秘密中の秘密です。発売は『マリオ』が来年の夏で、『ゼルダ』がクリスマスごろを予定してまして、まだ公開するのは早すぎると思うんです。ですけども、このゲームキューブの能力の説明を兼ねて、きょうはこっそりお見せしようと思ってます」

　上の発言を受けて、『マリオサンシャイン（仮）』の映像が1分弱上映された。

宮本氏 「夏の日差しの中をマリオが走り回ります。『マリオ64』の正統進化版といったところなんでしょうけども、おなじみの壁キックもパワーアップしてます。まだまだ発売が先のことなんで、ゲームの内容がわからないようなカットを選んできました（笑）。ゲームキューブ版になって、64では出せなかったたくさんの敵とキレイな背景が可能になりました。スタッフは今のびのびと作っているところです。それでは次は『ゼルダ』です。こちらはちょっと雰囲気が変わりました」

　続いて『ゼルダの伝説GC（仮）』の映像。こちらも同じく1分弱のもの。

宮本氏 「ちょっとビックリしました？　これ全部実際のゲームの画面ですからね。キャラクターのデザインがちょっと変わったんですけども、主人公のリンクをさらにリアルに発展させて、8頭身に近づけて大人にしていく過程で、ちょっと僕自身が違和感を感じるようになりました。で、ゲームキューブの能力を活かして、もっと我々らしい個性的な表現にチャレンジしてみようと決めた結果がこれなんですね。ゲームの詳細はまた来年ご紹介します。2002年中の発売を目標に、いや、目標という言い方はあいまいですね。来年2002年中に必ず発売を約束します」

　以上、どちらもごく短い映像だったが、おなじみのBGMにあわせて上映された映像はどちらも、ファンの期待感をあおるに十分なもの。ゲームの内容についてはまだ発表できないとのことなので、今後の情報を楽しみに待ちたいところだ。

任天堂の新ハードにはやっぱりマリオ！ 夏らしさを感じさせるゲームになりそうだ。

トゥーンシェイド風の表現が新鮮な『ゼルダ』。コミカルな動きが魅力的だった。

■関連サイト
・任天堂
・LevelUP（動画はこちら）