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2001年8月23日(木)

【GC】アミューズメントヴィジョン名越氏&ソニックチーム中氏に突撃インタビュー!

 DOL取材班は、本日のゲームキューブ発表会中にアミューズメントヴィジョンの名越稔洋氏とソニックチームの中裕司氏に突撃インタビューを敢行。ゲームキューブ用ソフトとして『スーパーモンキーボール』、『ファンタシースターオンライン(仮)』を発表した2社の代表にゲームキューブへの期待や魅力について、お話を伺った。

■名越稔洋氏インタビュー

――まず、開発者としてゲームキューブに対する期待をお聞かせ願えますか?
名越:任天堂はゲーム業界では老舗ですからね。ゲームキューブには、老舗の会社からでたハードの意地みたいなものを、ぜひみせてもらいたいなという期待をしています。

――ご自身の作品について、ゲームキューブならではの魅力をお聞かせ願えますか?
名越:任天堂のゲームは、いろいろな世代に幅広く受け入れられているので、やはりユーザーの年齢層は低いものが多いですよね。セガは、逆にそういう低年齢層向けのものがなかったので、今回ご一緒させてもらう中で、低年齢層マーケットにもチャレンジしていこうかなと思ってます。『スーパーモンキーボール』というゲームは、個人的にも、盛り上がれるパーティゲームとして、充実したお得なゲームを作れたと思っています。発売してからの反応を楽しみにしていますよ。

■中裕司氏インタビュー

――ゲームキューブのハードの魅力や期待することについてお聞かせください。
中:今のゲーム業界は元気がないというのが正直なところですが、ゲームキューブが発売されてゲームを遊んでもらったときに、ゲームというものは本当におもしろいんだなぁとユーザーのみなさんが感じてもらえれば嬉しいですね。ゲームキューブが発売されて数多くの人にゲームで遊んでもらえればという点に期待しています。今回、ハード本体と同時に『スーパーモンキーボール』も発売されますが、セガ全体としてゲームキューブには一生懸命取り組んでいますので、これがゲーム業界全体の活性化につながってほしいですね。ゲームキューブの発売が、ゲーム業界全体が元気になる要因の1つになってくれたら嬉しいです。

――ゲームキューブは、ソフトが作りやすいハードだと聞きますが?
中:そうですね。今日ご覧になったと思いますが、『ファンタシースターオンライン(仮)』と『ソニックアドベンチャー2(仮)』をすでにゲームキューブ上で動かしています。ゲームキューブ用の追加要素をたくさん作ってるにも関わらず、それがこの時点で発表できてしまう……それだけでも作りやすいハードだということがわかってもらえると思います。

――『ファンタシースターオンライン(仮)』の発売日はいつ頃になりそうですか?
中:このゲームはモデムが絡むものですから、まだ具体的に我々の方からは何もお話しできないのが正直なところです。ですが、任天堂さんとの話し合いの中で、ネットワークで遊べることも実現できましたので、これからいろいろとおもしろいことができればいいなと思っています。現在もDC版以上の追加要素を一生懸命作っていますので、今のネットワークコミュニティをもっと広げられるようなものにしていきたいと思っています。スタッフ一同頑張って作っていますのでぜひご期待ください。
 
ゲームキューブへの熱い期待を胸に、ソフト開発に注力する名越氏&中氏。低年齢層から高年齢層まで幅広いユーザーをターゲットにしたアミューズメントヴィジョンの意欲作『スーパーモンキーボール』、そしてDCで絶大なる支持を受けた、オンラインRPGのゲームキューブ版最新作『ファンタシースターオンライン(仮)』にぜひ注目したいところだ。

アミューズメントヴィジョンの代表取締役社長である名越稔洋氏。『スーパーモンキーボール』は手応え良好のようだ。

ソニックチームの中裕司氏。GC版『ファンタシースターオンライン(仮)』には、数多くの追加要素を盛り込むとのこと。ファンは期待して待っていよう。


■関連サイト
アミューズメントヴィジョン
ソニックチーム
セガ
LevelUP(動画はこちら)