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2001年8月23日(木)

『マリオ』に『ゼルダ』に『カービィ』も登場! ゲームキューブとGBAとの連動が明らかに!

『マリオサンシャイン』と『ゼルダの伝説GC』に拍手喝采! マジすごいっす。

 本日8月23日、東京ビッグサイトで開催されたゲームキューブ発表会。今回のステージでもっとも注目を集めたのは、やはり『マリオ』と『ゼルダ』の生みの親、宮本茂氏の登場だった。海外マスコミも多数集まり、会場が宮本氏の一挙手一投足に注目する中、本日披露された新作ゲームキューブタイトルについて、宮本氏は「けっこういいでしょ?」と笑顔を見せた。

  そして、多くのファンが気になっているであろう『マリオ』と『ゼルダ』の新作映像をついに公開! 「まだ一般公開できる段階ではないので、ここだけでこっそり見てください」とのお願い(?)があったので、残念ながら画面をお見せすることはできないが、会場で初披露された『マリオ』と『ゼルダ』は、思わず拍手が起こるほどの魅力的な内容だった。

 『マリオ』の新作、『マリオサンシャイン(仮)』は来年夏の発売を予定。本日見ることができたのは、3Dで描かれた箱庭世界を舞台に、夏の日差しの中をマリオが走り回る映像で、壁ジャンプなどのアクションも披露。「『マリオ64』の正統進化版です。64ではできなかったたくさんの敵とキレイな背景を見てください。スタッフは現在のびのびと作っているところです」(宮本氏)とのコメントがあった。

 また、『ゼルダの伝説GC(仮)』は2002年クリスマス頃の発売。スクリーンに映し出された映像は、これまでの『ゼルダ』とは大きく印象の異なるコミカルなグラフィックだった。トゥーンシェイド風に描かれたキャラクターを見た会場が驚きに包まれる中、宮本氏は「ちょっとビックリしました? キャラクターのデザインが変わりました。最初は8頭身のリアルなキャラクターを作っていたんですけど、大人っぽくしていく過程で違和感を感じるようになったんです」とまたも笑顔。「2002年中に必ず発売を約束します」とコメントした。

GBAとの連動システムが明らかに! 『どうぶつの森+』と『コロコロカービィ』が!

 続いて宮本氏は、ゲームキューブとゲームボーイアドバンスの連動機能に関して、詳しい内容を発表。連動の仕方は大きく分けて2種類あり、
1)GBAケーブルとカートリッジを使うタイプ(『コロコロカービィ』)
2)GBAケーブルのみで接続するタイプ(『どうぶつの森+』)
のどちらかの方法でプレイすることが可能となっている。

  1)の『コロコロカービィ』では、専用のゲームカートリッジを使用し、カートリッジ内の動きセンサーで傾きを感知。GBA本体を傾けて、ゲームキューブの画面内のカービィを操作するという、まったく新しい操作感覚のプレイが楽しめる。こちらの『コロコロカービィ』は2002年5月発売。

 2)『どうぶつの森+』は、ゲームキューブ用の画面付きコントローラとしてGBAを使用する形となる。ゲーム内では、ボートに乗るとGBA専用の離れ小島に出かけることができ、その島で部屋のレイアウトを変えたり好きな家具を置くことが可能。その状態でGBAを持って友だちの家に行けば、友だちがその島に遊びに来て、家具を交換したりすることもできてしまうとのことだ。

  さらに、ゲームキューブ版で加わった新要素として、服やカーテンの仕立て屋が登場。ゲームキューブやGBAを使ってオリジナルの生地をデザインし、自分だけの服や壁紙を作成する楽しみが加わった。GBAを使えば、外出先でも生地のデザインができるのが嬉しいところだ。

 現在、発売が決定しているタイトルは上の2本のみだが、宮本氏によれば「今回GBAとの連動の一部を紹介しましたが、まだまだいろんな遊び方ができます」とのこと。今後の発表が楽しみだ。

 さらに宮本氏は、ゲームキューブのコントローラについて触れ、「実際にゲームを開発したりプレイしたりしていると、このコントローラの使いやすさを強く感じます。日本製のデザインで世界に誇れるもののひとつだと思います」と語った。発売日前にこのコントローラを使ってプレイしたい人は、明日から開催される任天堂スペースワールドに行ってみよう!

マイペースな語り口の中に自信を見せる宮本氏。

ゲームキューブとゲームボーイアドバンスをGBAケーブルでつないだところ。

単なる画面付きのコントローラではなく、データの書き換えなども可能になっている。

『コロコロカービィ』はゲームキューブとGBAの画面を行ったり来たりしながらプレイしていく。

『どうぶつの森+』。離れ小島に渡ると、GBAならではの遊びを楽しむことができる。

自分でオリジナルの生地をデザイン。気に入った生地ができたら友だちにわけてあげよう。


■関連サイト
任天堂
LevelUP(動画はこちら)