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2001年8月28日(火)

競争馬にパブリシティ権は認めず!『ダビスタ』の馬名問題でアスキーが勝訴

 アスキーの競馬SLG『ダービースタリオン』で実在の競争馬の名前を使用していることについて、馬主がアスキーを相手におこした訴訟の判決が8月27日、東京地裁で言い渡された。

  東京地裁の飯村敏明裁判長は判決で、「第三者が他人の所有物を無許諾で利用しても、ただちに所有者の人格権を侵害しない」として、馬主の請求を棄却、アスキーが勝訴となった。

 馬主側は、芸能人、著名人同様に馬にも「パブリシティ権」があると主張していたが、裁判長は「パブリシティ権は、あくまで人が本来有している人格権が侵害された場合に認められる」と述べ、馬などの「物」には認められないと判断した。

 現在テクモも『ギャロップレーサー』に関して同様の裁判を行っており、今回の判決がそちらの司法判断の材料になることも考えられる。


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