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2001年8月29日(水)

劇場版『FF』プレミアム試写会開催! 坂口氏らが舞台挨拶

 本日29日、都内有楽町において劇場版「ファイナルファンタジー」のプレミアム試写会が行われた。小室哲也氏、永井豪氏、小沢一郎自由党党首といった各界著名人も観覧に訪れ、フルCG映画に対する関心の高さがうかがえた。

 上映前には原作、監督、製作の坂口博信氏を始め、共同監督の榊原幹典氏、アニメーション・ディレクターのアンディー・ジョーンズ氏が舞台に登場し、集まった5000人のファンに挨拶した。

 舞台上では、司会から映画に関するインタビューが行われ、坂口氏らが注目してほしいところをアピールした。以下に1問1答を掲載する。

●一番こだわった部分は?
榊原:坂口監督から特に顔にこだわれという話があったので、髪の毛1本1本モデリングして作ったのだが、あまりにリアルに作ったため、アーティストがシドの耳毛まで作ってしまいました。ぜひ注意して見てください。

●特にどこに注目してほしいですか?
ジョーンズ:映画の中でアキとグレイのキスシーンがあるが、アキの瞳に彼女の気持ちが表現されるように作った。ここに注目してほしい。

●ハワイで製作されたということですが?
榊原:ハワイと言っても、閉め切った部屋の中で作っていたので、皆さんの考えるハワイというイメージではなかったですね。

●映画にしたいと思ったのはどういったきっかけですか?
坂口:同じコンピュータグラフィックスということで、ゲームで作ってきたような感覚でパーツを積み重ねて、その結果が映画になったという感じでした。また、100分近い映像に繊細なストーリーでつむいでいくということにチャレンジしてみたかった。

●ヒロインアキにに託したものはどういった思いですか?
坂口:アキは強い女性なんだけれども、内側に弱さを持っているし、悲しみも背負っている。一番やりたかったのは、ラストにアキが宙を飛ぶ鷹を見上げているとき、その表情が希望にあふれているのですが、大きい悲しみをを乗り越えた時の、ポジティブな気持ちへの移り変わりを表現したかった。

ソニックチームの中裕司氏も観覧に訪れ「いやー、楽しみですね」と語った。

原作、監督、製作を手がけた坂口氏。「ゲームと変わらない機材だったので、それほど違っていることをしている気がしなかった」

榊原氏は「ずっと部屋の中にいたので、ハワイにいたけど肌が白いです」とコメント。

アニメーション部分を統括するジョーンズ氏。「キスシーンはぜひ見てとのこと」


■関連サイト
劇場版「ファイナルファンタジー」公式サイト(英語)