SCE、公正取引委員会から排除勧告されていた独占禁止法違反に応諾
公正取引委員会から独占禁止法違反で排除勧告されていたSCEは、その審決を受け入れ、小売店への制限条件を削除すると発表した。
これは、小売業者などに対するPSソフトの販売方法について、SCEが公正取引委員会からの排除勧告に応諾しなかったため、1998年3月から独占禁止法に基づく審判が行われていたもの。
SCEは値引き販売の禁止や、小売店から小売店へゲームソフトを販売する横流し禁止などを取引契約の条件とし、これに従わない小売業者には出荷停止などの措置を取っていたが、公正取引委員会は、これらの行為を独占禁止法違反(再販売価格の拘束および拘束条件付き取引)と認定。これを受け入れたSCEは、販売価格は販売店が自由に設定するものであると改めて徹底し、横流し禁止行為の制限条件については削除することを決定した。
公正取引委員会の審決に対してSCEは、「この度の審決は、審判の過程で尽くされた議論を反映し、当初の排除措置に対し当社の主張が勘案されたものと判断し、これを受け入れることとした」とコメントしている。
■関連サイト
・公正取引委員会
・SCE