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2001年8月7日(火)

サーバーへの負荷を軽減!セガが『PSOVer.2』のUDPに関する設定詳細を公開!

 セガは、DC用ネットRPG『PSO Ver.2』のUDP(注1)に関する設定方法を公開した。UDPを使用した場合、通常使用しているTCP/IPプロトコルにくらべ処理が軽く高速なため、サーバーへの負荷が軽減するほか、より快適なプレイが可能になる。

 今回公開されたのは、ルータなどの複数のマシンを接続するための機器を利用している場合のUDPの設定に関して。サイトでは例としてYAMAHA製ISDNルータ「RTA52i」の設定方法が掲載されている。

 また、設定を行わないままUDPをONにすると、他のキャラクターがロビーに出現するだけでフリーズしたり、ワープして見えるようになることがある。ネットワークに関してあまり詳しくない人は、今のままプレイを継続することをおすすめする。


データ

■今回公開されたYAMAHA製「RTA52i」以外の機種を
使用している人向けの設定方法


1、『ドリームパスポート3』などを使用し、DCにIPを割り当てる
2、ルータの設定で40975、41231、41487、41743番の4つのポートについて、DCのIPに対してフォワーディングの設定を行う。(パケットフィルタリングを無効にする)
この方法で、UDPを使用することができるようになる。また機種によっては、DMZ HOSTという機能を使用することで全ポートを開放することができる。
 先日発売された『カルドセプトII』ではUDP使用が必須だったため、設定を行ったユーザーもいるはず。『PSO』もプレイしているなら、「40975、41231、41487、41743」この4つのポートについて同様の設定を行うだけで、UDPが使用可能になるはずだ。

注1 UDPとは?
ネットワーク層のプロトコルであるIPプロトコルを、ほぼそのままアプリケーションから使えるようにしただけのプロトコル。受信確認を行わないため、エラー時の再送信を行わないが処理が軽い。小さいサイズのパケットを頻繁にやりとりするネットゲームなどでは、高速で快適なプレイができる。

■関連サイト
セガ