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2001年9月17日(月)

SCEがPS2『THE山手線』の発売記念イベント実施!貸切電車で山手線を一周!

 先日9月16日、SCEは10月4日発売予定のPS2用ソフト『THE 山手線 ~TRAIN SIMULATOR REAL~』の発売を記念し、貸切電車「THE 山手線号」を運行した。これは、JR東日本の協力のもとに実現したもので、貸切電車で山手線を一周するという夢のような企画。車両の先頭にはタイトル名の描かれたプレートが付けられ、車両内には、広告やイベント内容などの映像を流す巨大モニタが設置。この「THE 山手線号」には、招待客百数十人と報道陣を合わせ、200人ほどが乗車した。ちなみに11両編成。

 特別貸切電車が発車すると、先頭車両では『THE 山手線』プロデューサーの向谷実氏や、元JR東日本運転士の松本隆氏がライブトークを展開。向谷氏は、専門用語をビシバシおりまぜながら、「山手線が駅を通過してしまうなんて普通あることじゃありません」とちょっと落ち着かない様子。自分の企画したゲームのイベントでここまでやれて「夢のようだね」と、ご満悦の様子だった。また、向谷氏はこのトークの中で、「時間帯によって乗車率が異なるので、それによってブレーキの効きも異なっている」、「列車がすれ違うときの音はそんなに難しくないんだけど、抜かれるときの音を再現するのが難しかった。ゲームのなかで高崎線に抜かれるところがあるけど、そこでのモーター音はよく出ていると思う」など、ゲームへのこだわりをアピールした。

 後尾車両には、『THE 山手線』ゲーム体験コーナーが設けられ、試遊台が10台ほど設置。実際に今走っている区間を指定してゲームを始めるファンも目についた。一足早くゲームをプレイできるというよりも、本物の山手線の中で『THE 山手線』をプレイするという貴重な体験に胸を躍らせていたようだ。

 大崎を発車し、山手線を一周して再び大崎に戻ってきたところでこのイベントは終了。乗車したファンには、「乗車証明書」を始め、体験版やお菓子といったたくさんの記念品が贈られた。このイベントを企画した向谷氏と、その企画を実現したSCEに、乗車したファンも感謝と興奮の気持ちを隠し切れなかった様子。世界有数の通勤電車を貸しきったイベントだけに、「THE 山手線号」に乗車した人は、友だちに自慢できるはず!

「THE 山手線号」のプレートに付けられたタイトルロゴ。電車待ちをしていた人は、頭の上に“?”が3つくらい。そりゃ驚くよね。





各車両には、先頭車両でのトークなどを流す巨大モニタが設置。広告も『THE 山手線』一色です…、って当たり前か。

先頭車両では、向谷氏(中央)を中心にトークライブが展開。電車マニアな向谷氏のトークには、とにかく専門用語が多い。ホントに好きなんだな~。

後尾車両には、『THE 山手線』の試遊台が多数設置。貴重な体験でした。


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