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2002年10月14日(月)

TVアニメあずまんが大王秋祭り開催!出演者らが番組の思い出を語った

 好調な盛り上がりを見せるステージイベント、11時からは「TVアニメあずまんが大王 秋祭り」。アニメで春日歩(大阪)を演じた松岡由貴さんと、美浜ちよを演じた金田朋子さんが登場し、収録時のエピソードなどを語っていたぞ。このときはステージにボックスが登場し、その中からトークのテーマが明記されたボールを引き抜いていく形で進行。最初に引き抜かれたボールは「最終回を迎えて、感想」だったが……ボールを引き抜くや、松岡さんが客席へ放り投げた! 実はボールにお2人のサインがしてあったとかで、ファンは一気にヒートアップ。人垣に阻まれてよく見えなかったが、どうやらなかなか激しい争奪戦が繰り広げられていたようだ。さて、気になる最終回の感想は?

松岡由貴さん「この番組をやっていて初めて泣いてしまいましたー。ちよちゃん(役の金田さん)も大泣きしちゃいましてー」
金田朋子さん「榊さん(役の浅川悠)さんにティッシュをもらっちゃいましたー」(客席から歓声)

 続いてのボールは「歌を唄ってください」。このボールを引いた金田さんが即興で唄うことになったが、曲は「ちよちゃん作りましょう」。作中ではアカペラで唄っていたものだが、今回はメロディつきのもの。ライブで聴けたファンは幸運かもしれない。

金田さん「アフレコの時は音程がなかなか合わなくてみんなに教えてもらったんです。でも今日はちゃんと練習してきたので、音程を外さずに唄えましたー」
松岡さん「番組が終わってから合いましたー」(客席から爆笑)

 ラストのボールは「NGが多かった人は?」。ボールを引くと同時に、客席へと投げながら松岡さんが叫ぶ!

松岡さん「ちよちゃんやー!!」

 どうやら金田さんは、かなり収録中にNGを出していたらしい。それも、ちょっとした「噛み」や「絡み」ではなく、「ヤマピカニャー」を「トロピカニャー」と言い間違えてしまうようなハイレベルなものだったという。

金田さん「ちょうどトロピカルジュースを連想してしまったんですー」(会場から爆笑)

 といった具合で、実にのんびりした雰囲気でトークは進行。続いてのコーナーでは、アニメ版の錦織監督を招いて「大阪とちよちゃんのベストエピソード上映」。監督のトークを交えながら、「公園で縄とびをしたエピソード」や「ちよちゃんが夜になるとすぐ眠くなる話」や「大阪の豆知識・枝豆は大豆なんやでー」などが紹介されていった。監督自身も

錦織監督「大人しくもおもしろいのが原作「あずまんが」のよさなんですが、このへんの話は原作のよさを出せたかと思っています」

と話していたぞ。

 残念ながら、TVアニメもコミックも最終回を迎えてしまった「あずまんが大王」。しかし、きっとみなさんの心に何かを残したことだろう。

原作における、大阪とちよそのままの雰囲気で進行したトークショウ。終止なごやかな雰囲気だった。

トークのテーマが書かれたボールを投げる松岡さん。お2人のサイン入りで、投げられた数も少ない。入手できた人はかなりラッキーだ。

錦織監督を交えて思い出を語る。「アニメ(のあずまんが)は1話1話丁寧に作りました。DVDやビデオを購入された方は、卒業アルバムでも開く気分で見ていただけると嬉しいです」(錦織監督)とも。

たくさんの来場者に囲まれたステージ。原作は終わったものの、高い人気が続いていることを感じさせた。