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2002年10月21日(月)

EA『ハリー・ポッターと秘密の部屋』えなりかずきさんと石田未来さんが声優初挑戦!

 エレクトロニック・アーツ・スクウェアは本日21日、PS2・PS・GC・GBA・PCの新作タイトル『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の記者発表会を行った。「ハリー・ポッター」シリーズは、魔法学校の生徒ハリーとその親友たちの成長と活躍を描いたファンタジー小説。日本だけでシリーズ総発行部数1,000万部を突破するベストセラーとなっており、11月23日には第2巻「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の映画が公開される。

 EAにより発売される『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は、この映画版をゲーム化したもの。開発は映画配給元のワーナーブラザーズと協力して行われ、映画公開日と同日の11月23日に5つのプラットフォームで発売される。

 今回、EAでは日本語吹き替えの声優に、人気タレントのえなりかずきさんと、ドラマ・グラビアなどで活躍中の石田未来さんを起用した。それぞれの役柄だが、えなりかずきさんは、悪の魔法使いヴォルデモートと深い関係がある「トム・リドル」役を担当。石田未来さんはハリーの親友ロン・ウィーズリーの妹「ジニー・ウィーズリー」役を担当している。

 二人とも声優は初挑戦とのことで「(シーンの分岐などにより)いろいろなパターンがあるのが難しかったです。体で動きがつけられず声だけで感情を出すというのが、TVとまったく違いますね」(えなりかずきさん)、「初めての経験だったのですごく緊張しました。あと、全体的にカタカナが多かったので大変でした」(石田未来さん)とのこと。また、会場では実際のアテレコの様子も公開された。多くのカメラに囲まれた中での実演ということもあり、2人とも緊張していたようだが、しっかりとした演技を披露してくれた。

 発表会にてEAの山本社長は「これまで、日本のゲーム業界では映画をゲーム化したものは売れないというジンクスがあった。しかし、前作『ハリー・ポッターと賢者の石』は、日本で50万、世界で1,000万本を売上げ、このジンクスを破ることができた。この成功の要因は、原作がもともとゲーム向けの題材であったこと、ハードの性能があがったことで映画と同等のクオリティのグラフィック・サウンドを使用できるようになったこと、映画製作サイドとの協力により公開日と発売日をそろえることができたことがあげられる」と、前作『ハリー・ポッターと賢者の石』が好評を博したことを説明。

 「発売前の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は子どもはもちろん私も楽しめるものになっており、多くのファンに再び受け入れてもらうことができるだろう」と、続編となる本作も自信作であることをうかがわせた。

 また、高橋バイスプレジデントは「ハリー・ポッターシリーズは、“Be Harry Potter”(ハリー・ポッターになろう)をコンセプトに展開しているが、ハリーを直接操作できるゲームは、このコンセプトに非常にマッチしている。ワーナーの協力もあり、映画と同じシーンを同じようにプレイできるのもポイント」と本作の魅力を説明。実際にゲーム画面を見るとセットなども含めて、映画のシーンを忠実にゲームに落とし込んでいることがわかった。また、ほうきに乗ってプレイするバスケットボールのような競技「クィディッチ」のシーンや、ライバルのドラコとの対決シーンなどは、確かにハリーになったかのような臨場感が味わえるようになっている。

 なおEAでは現在、本作の予約キャンペーンを実施している。これは、PS2・PS・GC・GBA・PC版のいずれかを予約した人に、映画で使用されている「ポリジュース薬のタンブラー・グラス」が特典としてプレゼントされるというもの。映画で使用されたものをそのまま再現した貴重なグッズなので、前作の「グリフィンドールの紋章入りトートバック」同様、ファンとしてはぜひ入手しておきたいところだ。

ゲーム版でハーマイオニー役を務めた深見梨加さんと、ロン役の渕崎ゆり子さんが発表会の司会を担当。

ストーリーの鍵を握る重要なキャラクター「トム・リドル」役に起用されたえなりかずきさん。ゲームを遊んだりするのか、という質問には「ゴルフゲームをやってますよ」とのこと。

ロンの妹、ジニー・ウィーズリー役の石田未来さん。「秘密の部屋」に関わる事件に、知らず知らずのうちに巻き込まれていく。こちらもクライマックスまで大きくストーリーに関わるキャラクターだ。

ほうきで飛び回る人気競技「クイディッチ」も再現。今作ではキックという要素も加わり、より白熱した勝負が楽しめる。

ロックハート教授の「決闘クラブ」では、ほかの寮生との対決するミニゲームも。

原作の小説同様、子どもから大人まで楽しめる本作。映画とはまた違う楽しみが満載なので、好きな機種でプレイしてみよう。

予約キャンペーンでもらえる「ポリジュース薬のタンブラー・グラス」。劇中のものを忠実に再現している。

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データ

▼『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
■メーカー:エレクトロニック・アーツ・スクウェア
■対応機種:PS2・GC
■ジャンル:A・AVG
■発売日:11月23日
■価格:6,800円(税別)

▼『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
■メーカー:エレクトロニック・アーツ・スクウェア
■対応機種:PS
■ジャンル:A・AVG
■発売日:11月23日
■価格:5,300円(税別)

▼『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
■メーカー:エレクトロニック・アーツ・スクウェア
■対応機種:GBA
■ジャンル:A・AVG
■発売日:11月23日
■価格:4,800円(税別)

▼『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
■メーカー:エレクトロニック・アーツ・スクウェア
■対応OS:Windows98/Me/2000/XP
■ジャンル:A・AVG
■発売日:11月23日
■価格:6,980円(税別)

■関連サイト
エレクトロニック・アーツ・スクウェア