オンラインゲームのオリンピックWorldCyberGames2002、韓国テジョンで開幕!
10月28日、韓国のテジョン(大田)で「World Cyber Games 2002(WCG)」の開会式が行われた。WCGは、世界45ヶ国から約500人のプレイヤーが参加する、オンライン対戦ゲームの競技会。各国の予選を勝ち抜いたプレイヤーが韓国に集まり、互いの腕を競い合う大規模な大会となる。
日本は『エイジオブエンパイアII 覇者たちの光陰(AoC)』と『ハーフライフ:カウンターストライク(CS)』の2種目にエントリー。10月5日、6日にそれぞれの国内予選が実施され、『AoC』はHalen選手、『CS』はClan DeadlyDrive(D2)がこの世界大会に出場を決めている。
日本選手団は前日夜にテジョン入りし、選手登録などを済ませたあと、用意された選手村に宿泊。試合会場のエキスポパークには28日の午後に到着した。
会場到着後はまずPCのセッティング。日本から持参したキーボードとマウスを試合用のPCに接続し、ドライバを確認する作業に入る。途中、D2のKRV選手とRELOAD選手のマウスドライバがインストールできないトラブルがあったが、これは次の日に調整するとのこと。若干の不安を残しつつ、とりあえずセッティングは終了。
28日のメインプログラムであるオープニングセレモニー(開会式)は、午後6時から行われ、多数のV.I.P.が出席する中、金大中(キム・デジュン)大統領からのビデオメッセージも到着。なかなかの盛り上がりを見せた。
試合は本日10月29日からスタート。Halen選手は10時30分の第一試合を皮切りに、オランダ、香港、カザフスタン、マレーシアの代表選手と対戦する。D2は、インド、オランダ、カナダ、ロシアとの対戦が予定されている。世界の壁は厚いが、日本代表選手の健闘にはぜひ期待したいところだ。
会場のテジョンエキスポパークは1993年に万博が開催された場所。現在も観光客でにぎわっている。
試合を明日に控え、真剣な表情でPCのセッティングをするD2のメンバー。
KRVはドライバのセッティングがうまくいかず。「明日の朝、調整して練習します」とのこと。
Halenのセッティングは万全。「Necca(予選会場)以上、自宅以下」との頼もしい言葉。
オープニングセレモニーが華やかに開催。
会場には各国から選手たちが集まり、まさに人種のるつぼ。
旅の疲れが出たのか、思わず眠りに落ちる日本選手たち。
開会式を終えて打ち合わせをする日本選手団。中央は日本チーム総監督の犬飼博士氏。明日の試合に向けて気合が高まる。
■関連サイト
・World Cyber Games 2002 日本公式サイト