大手メーカーも利用、グラフィックスエンジン「RenderWare」最新バージョンリリース
3Dグラフィックスのミドルウェアを中心に手がけるクライテリオン・ソフトウェアが、リアルタイムグラフィックスエンジン「RenderWare Graphics」の最新バージョン「3.4」を発表した。
「RenderWare Graphics」シリーズは、全世界で約80%以上のシェアを誇るミドルウェアで、これまでもカプコン、コナミ、セガ、ナムコなどが3Dグラフィックやアニメーションの作成に役立てているもの。今回バージョンが「3.4」になったことで、ゲーム開発における「アーティスト」と「プログラマ」とのやりとりの効率化が図られ、より開発期間の短縮などが望めるなど、パフォーマンスが大幅に向上しているところが特徴となっている。
この「RenderWare Graphics 3.4」の価格は330万円。前バージョンの300万円より30万円上がっているが、パフォーマンスの向上に加え、使用人数の制限がなくなったということで、実質値下げになるとのことだ。
ゲームハードの性能がどんどん高くなり、各ゲームメーカーの3Dグラフィックへの対応がこれまで以上に要求されつつある現在。このようなグラフィックスエンジンのパフォーマンスが向上することで、クリエイターの負担が減り、より楽しめるゲームを作ることに集中できるようになることは、業界の活性化につながると思われる。ゲームプレイヤーにとっても、ソフトの質のさらなる向上に期待していきたいところだ。
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