任天堂、15年3月期の中間決算短信を発表。最終利益は44.8%減の減収減益に
任天堂は11月21日、平成15年3月期の中間決算短信を発表した。これによると、売上高は前年同期比7.8%減の2,080億円に、営業利益は45.5%減の279億円となっている。最終利益も44.8%減の189億円と減収減益になった。また、3月通期は売上高6,000億円、経常利益1,100億円、当期純利益800億円を見込んでいる。
今回の減収減益の理由については、日本国内でのGCの値下げや、円高などが要因となっている。任天堂では今後、GCとGBAの連動や「カードeリーダー」も含めたカードゲームとの融合など、新しい遊びのスタイルを提案していく。また、ソフト開発に全力を傾け、充実したラインナップを用意するとのこと。
ただ、減収減益になったものの年末商戦には『ポケットモンスター ルビー・サファイア』『ゼルダの伝説 風のタクト』といったハード売上げを牽引する大型タイトルが発売されることもあり、目標のGC本体1,000万台出荷は達成できるとしている。
■関連サイト
・任天堂 平成15年3月期中間決算短信(PDF形式)
・任天堂