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2002年11月8日(金)

セガ、コンシューマー向けソフトの不振を受けて、業績予想を大幅に下方修正

 セガは7日、2003年3月期の業務予想を修正し、連結経常利益が90億円になる見通しだと発表した。また、当期純利益も180億円から50億円に下方修正した。
 
 これは、国内アーケードゲームが『ワールドクラブチャンピオンフットボール セリエA 2001-2002』などの新機軸ゲームにより好調な一方、コンシューマー事業では中間期の計画620万本のところが、457万本の販売と不調だったため。理由については、下期への発売日のずれこみや販売中止の他、米国で100万本以上計画していた『NFL2K3』が実売30万本程度にとどまったことが響いたとしている。また、この発表をうけて7日、8日の2日ともセガ株はストップ安となった。さらに、セガの筆頭株主であるCSKも、この発表にともない業績予想を下方修正している。
 
 セガでは今後、ソフトタイトルの損益分岐点を下げるために、タイトル編成の見直しや販促費のコスト削減などを実現する事業構造の実現を目指すとしている。


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