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2002年12月11日(水)

『ロックマン』『ウイイレ6』、PS2本体のCMが「BrandoftheYear」に認定!

 CMデータバンク/CM総合研究所は本日12月11日、「第11回 CM好感度ベスト1000銘柄」と「今年のベスト銘柄 Brand of the Year」の発表会を行った。この発表会は、2001年11月から2002年10月の間に東のキー局5局で放映された全9,320銘柄のCMの中から、膨大なデータとリサーチを元に選ばれた優秀なCMを認定するもの。

 発表会は第1部「好感度ベスト1000銘柄」と第2部「Brand of the Year」に分けて行われたが、この第2部「Brand of the Year」にゲーム業界の中から3つのCMが選ばれた。1つ目は今年初登場となる銘柄で、サッカー選手の中山雅史氏を起用したコナミのPS2ソフト『ワールドサッカーウイニングイレブン6』。2つ目は、キャラクターとキャッチコピーが引き立ち、子どもから好評だったカプコンのGBAソフト『ロックマン エグゼ2』。そして最後は、「PS2といえば?」「黒だろ」「お父さんの石頭!」というユーモラスなやりとりで新色「オーシャンブルー」の発売をアピールしたものなどがおなじみの、PlayStation 2本体のCMだ。

 「Brand of the Year」は、CMが貢献したヒット商品に与えられるもので、CM好感度が1,000位以内、リサーチで「商品に惹かれた」という項目のスコアが300位以内、売上実績が前年比や目標から大きく向上している商品という条件に達したCMの中から選ばれるもの。ゲーム業界外では、“Zoom-Zoom-Zoom”の音楽でおなじみの「マツダ・アテンザ」や、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」、J-フォンの「写メール・ムービー写メール」などが選ばれている。

 また、「好感度ベスト1000銘柄」の中には、上記の3銘柄のCMの他、94位に任天堂のGCソフト『ピクミン』、162位にSCEの『サルゲッチュ2』、190位に任天堂の『大乱闘スマッシュブラザーズ デラックス』、235位に同じく任天堂の『スーパーマリオサンシャイン』などが認定されている。

 現在のゲーム業界では、多くのメーカーが多額の宣伝費をソフト発売ごとに費やしており、CMが生み出すヒット商品も少なくない。今回認定されたCMを成功事例として、来年もユーザーの気を引くさまざまなCMが登場することを期待したい。

2001年11月から2002年10月までに放映されたCMでもっとも好感度が高かったのは、サントリーの「ボス」だった。

CMに中山雅史選手を起用し、国内のPS2サッカーゲーム初のミリオンを達成した『ワールドサッカーウイニングイレブン6』。

「Brand of the Year」のニューブランドの部には、松下電器のスチームオーブンレンジや、キリンアミノサプリなどが選ばれた。

子どもから高い支持を得た『ロックマンエグゼ2』のCM。ターゲットを絞ったCMの作りが、今回の受賞につながった。

ユーモラスなCM「既成概念篇」で、オーシャンブルーの登場をアピールしたPS2。現在は、アクションパックのCMが放映されている。

全25CMのうち、3つがゲーム関係となった「Brand of the Year」。どのメーカーもCMをゲームのクオリティと同様に、非常に重要なものとしていることが実感できる今回の認定となった。


■関連サイト
CMデータバンク/CM総合研究所
SCE
カプコン
コナミ