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2002年2月21日(木)

ビル・ゲイツ氏がXbox発売に先立って記者会見、渋谷のオーロラビジョンにも映像が!

 Xboxの発売を翌日にひかえた21日夜、都内においてマイクロソフト会長兼チーフソフトウェアアーキテクトのビル・ゲイツ氏が、発売に先立って記者会見を行った。会見の冒頭でマイクロソフト常務の大浦氏が「1年に3回もゲイツ氏が来日するのはマイクロソフト始まって以来。それだけ力が入っているという証」とアピール。続いて登場したゲイツ氏が「Xboxはマイクロソフトだけでなく、業界全体としても非常に重要なもの」と語った後、Xboxの特徴などを説明、「このような性能があったから、昨年米国で発売した時に、数々の記録を作れた」とハードに対する自信を見せた。

 その後ゲイツ氏は、大浦氏と『デッド オア アライブ3』と実演を兼ねて楽しんだ後、集まった記者たちの質問に答えた。以下に質疑応答の一部を収録する。

Q. 現在PS2やGCなどが好調だが勝算は?
A. 歴史を振り返って見ると、突破口を開いた(最もよいゲーム機を出した)ところがリードするという繰り返し。これまでリードしてきたソニーや任天堂には敬意を払うが、これからは我々がリードしていく。

Q. 「ドット・ネット」戦略との関連性は?
A. 「ドット・ネット」とはあらゆる場所やデバイスにおいてコンピューティング機能を提供するということではあるが、Xboxに関しては「ドット・ネット」に対する理解がなくとも楽しめるものとして位置付けている。

Q. Xboxの将来像は?
A. 今後の重要なポイントとしてオンライン化があるが、「ドット・ネット」の「接続する」という考え方と違って、知人などとの「対話(コミュニケーション)」に重きがおかれる。また、オンラインを前提にしたソフトが開発されることで、Xboxはますます力を発揮していくと思う。

Q. ゲイツ氏が最もオススメするタイトルは?
A. 様々なソフトが出るが、最も気に入っているのは『Project Gotham』と『DEAD OR ALIVE 3』。

Q. サードパーティの買収または出資は考えているか?
A. すでに独自のゲームスタジオを持っているが、今後はゲーム開発のために最もよい方法を話し合っていきたいと考えている。

Q. 明日の発売に向けて一言。
A. これまでいろいろ準備してきたが、いよいよ明日からユーザーが広がっていくが、非常に楽しみだ。

 ついに発売されるXbox。果たしてどのような広がりを見せるのか、2月22日に業界、ユーザーの注目が集まる。

記者会見の直前、渋谷のオーロラビジョンにXboxの映像が約5分間流された。これを見て「明日発売日だね~」なんて会話を交わしている人も多かった。

なんとXbox宣伝カーも登場! ボーっと光っていて、カッコよかった!

ゲームショウ以来の来日となったゲイツ氏。アメリカの実績を例に出して自信を見せた。


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