セガ、ブロードバンドでゲームなどのソフトを配信するシステムを、通信事業各社と合意

　セガは、各種PCアプリケーションソフト（ゲームを含む）をブロードバンドネットワークで、一般家庭に配信するシステムを通信事業会社13社へ供給し、技術やビジネスの検証試験開始することに合意したと発表した。これはシステムだけでなくコンテンツも含まれるとのこと。
　
　このサービスでは、コンテンツ配信サーバーをユーザーに近い位置に設置し、ネットの渋滞に左右されない高速通信環境下で、コンテンツの配信を行うというもの。セガは配信基本システムソフトと配信コンテンツの提供を行い、配信は通信事業会社が運営する。
　
　このサービスを利用することで、ユーザーは必要分量のみを受信した時点ですぐにソフトが使用でき、ダウンロードの待ち時間から解放されるとのこと。さらに、ゲームプレイ中も残りデータをダウンロードするため、次のステージに進む際に待ち時間を感じることなくプレイすることができるようになるようだ。
　
　この配信されるソフトは通信事業会社のサーバーによって管理されているので、利用者はソフトを購入せずに、必要な時に必要な時間だけ利用することも可能となる。すでにセガは、関西マルチメディアサービス（ZAQ）と日本テレコム（J-DSL）とで『ファンタジーゾーン』『フリッキー』『バーチャコップ2』『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2』『ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド』の５タイトルを配信・提供中だ。
　
　現在このサービスは、通信事業会社13社と技術検証を行う予定で、通信事業会社16社が今後の検証試験へのコンテンツ供給を予定している。まだ試験段階なので具体的なサービスの形は見えてこないが、本格運用されればユーザーにとってかなり負担の少ないものになりそうだ。

データ

■通信事業会社（13社）

ZAQ（*1）	J-DSL（*1）	eAccess
NTT-BB、BROBA	ケイ・オプティコム	MEDIACAT、ROSENET
DION	TTNet、東京電力グループ	CIS、中国電力グループ
BIGLOBE	ぷらら	BBX
BROAD-GATE01

*1：既に実証試験を行っている会社です。

■通信事業会社（16社）

株式会社アスキー	アドビ システムズ 株式会社	株式会社アンバランス
NECインターチャネル株式会社	株式会社ガイナックス	株式会社ジャストシステム
株式会社ショウタイム	株式会社セガ	株式会社セガトイズ
株式会社タイトー	TDK株式会社	デジタルアーツ株式会社
東京書籍株式会社	株式会社ネクステック	株式会社ホロン
株式会社メディアカイト

■関連サイト
・セガ ニュースリリース
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