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2002年3月11日(月)

「デジタルコンテンツグランプリ」作品展示・贈賞式開催、任天堂の2作品が入賞

 本日3月11日、機械産業記念館「テピア」(北青山)で「Digital Content Japan 2002」の作品展示会及び「デジタルコンテンツグランプリ2001」贈賞式が行われた。この贈賞式で入賞作品として表彰されたのは、エンターテイメント部門ゲーム賞を受賞したGC用ソフト『ルイージマンション』、コミュニティ賞を受賞したN64用ソフト『どうぶつの森』といった作品だ。

 このコンテストは、デジタルコンテンツ産業の育成と発展を目的として、「ビジネス部門」「カルチャー部門」「エンターテイメント部門」「アート部門」といった内容別にさまざまな分野の作品や制作者を表彰するもので、今年で16回目を迎える。

 作品展示会場となった同ビル3Fには、目立ったゲームソフトの出展はなかったものの、さまざまな企業やクリエイターたちのソフトやシステムといったデジタル作品がブースごとに出展されていた。

 今回の贈賞式では、2001年7月末から10月初旬までに応募された全136作品の中から受賞した作品の制作者たちに、それぞれトロフィーと賞状を進呈。ネットワーク部門の応募作品は36作品で、ゲーム賞に選ばれた『ルイージマンション』は、何度でも楽しめる内容と3Dゲームのノウハウを駆使しているという点が評価され受賞となった。また、プレイヤーが村の住人となり登場キャラクターとのコミュニケーションを楽しめる『どうぶつの森』は、誰でも簡単な操作でプレイでき、ゲームの世界で味わえる新たなコミュニケーションを提供したとしてコミュニティ賞を受賞した。

 なお、「人物表彰の部」では、日本のゲーム業界の立ち上げと基盤作りに貢献したとして、「特別賞」が任天堂取締役社長である山内溥氏に贈られたが、式を欠席した同氏に代わって、同社情報開発部本部長の宮本茂氏が壇上に上がり賞状を受け取っていた。

 さまざまなジャンルの作品が一同に介するこのコンテスト。作品展示は3月12日まで行われているので、興味のある人は足を運んでみてはどうだろうか?

「ゲーム賞」「コミュニティ賞」を受賞した任天堂。同社は過去に『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』でもエンターテインメント賞を受賞。

山内氏の代わりに壇上に上がった宮本氏。「任天堂は苦しみと喜びをユーザーとともに感じられる会社です」と山内氏から預かってきた受賞のメッセージを読み上げた。


データ

「Digital Content Japan 2002」開催概要
■開催場所:東京都港区北青山2-8-44 機械産業記念館「テピア」3F・4F
■開催期間:3月11日、12日 10時30分~19時(展示会場は17時まで)
■入場料:無料

■関連サイト
財団法人デジタルコンテンツ協会
任天堂