News

2002年3月27日(水)

T&Eソフトの株式を不正に取引したとして、監視委員会が広告代理店社長を告発

 証券取引等監視委員会は、T&Eソフトが米国ディズニー社との業務提携を公表する前にその情報を入手、事前に買い付けた株を株価が上昇した後、売り抜けて利益を得たとして、広告代理店「メルヘンジャパン」の石河利之社長を東京地検に告発した。

 この「メルヘンジャパン」は、T&Eがディズニーとの提携の際に用意した、記者発表資料の作成やアレンジを委託された大手広告代理店の下請けをしており、同社社長はこの過程で事前に情報を入手、不正に株を売買したと見られている。

 この件に関してT&Eに話を聞いたところ「こちらは被害者で、今回の件は非常に迷惑な話です」と話しているが、今回の事件に対して「特に公式コメントなどといったアクションは現時点では考えていない」と、ひとまず静観する模様だ。

 同社はディズニーと提携した関係で、5月1日より社名を「株式会社ディーワンダーランド」に変更することを先日公表したばかりだか、今回の事件の影響については「現時点では株価などにも変化はないし、影響は軽微と考えています」との見解を示した。

 なお、T&Eがディズニーと提携して開発した作品として、5月にカプコンより発売される『ディズニーゴルフ クラシック』などがすでに発表されている。

ディズニーキャラクターとゴルフができる、『ディズニーゴルフ クラシック』。大人から子どもまで楽しめること間違いなし。

(C)Disney

■関連サイト
T&Eソフト